Crew 129Team Russiaが4月26日にMDRSでロケットを打上げて上空からビデオを撮影したそうです。
下図は、上空からの映像です。
赤い矢印は、ハブとクルーメンバーが写っているとのことです。
手前がメンバーで上方がハブのようですね。
426-JournalistReport によりますと、
ロケットを打上げる目的は、次の通りです。
1.将来の火星入植者が周辺地域を把握するために上空からの写真が有用である。
2.離れた入植地との連絡のために小包・郵便などを送ることが出来る。
3.宇宙服を着てロケット打上する際の問題点の把握。
4.火星環境でのロケットの打上から着地までの追跡の可能性の把握。
5.ちょっとしたショー的要素があり、興味深い。
アメリカではロケット打上げについては、450グラム未満であれば購入と打上げに制限が無いそうです。
しかしながら、この大きさのロケットでは、十分な解像度のビデオカメラを搭載できないとの事です。
用意できたビデオカメラの解像度は、(640*480 30fps)でした。
更に、2週間と言う短いミッション期間では、十分なテストが出来なかったと嘆いています。
また、ロケット購入時に間違えたロケットを購入してしまったそうです。いろいろ有りますね~
・購入予定だったのは、Estes Maxi Alpha III
http://www.estesrockets.com/rockets/kits/skill-2/001903-maxi-alphar-3
・実際に購入したのは、Estes Alpha III(高度計を積んでいる点は、良かった。)
http://www.estesrockets.com/001427-alpha-iiir-launch-set
ALEXANDER ILINさんが中心になってロケットの組立をしたようです。趣味がロケット光学とは・・・
パラシュートなどを取り付けたロケットの仕様は、以下の通りです。
- 長さ 0.7m
- 直径 0.03m
- 重量 120g(エンジンを除いたビデオカメラ込みの重量)
ロケットエンジンは、ソルトレークシティーで前もって買ってたそうです。
なーんだ。やる気満々で来た訳ですね。
買ったのは、3つのEstesC6-7(より大きなロケット用の)と3つのEstesB6-4(アルファIIIのための)です。
Estes Alpha IIIは、Estes B6-4エンジンで2度試験的に打ち上げをしたそうです。
高度計によるピーク高さは、160および161メーターを記録しました。
その後、自作のロケットが打ち上げられました。それが上記の画像ですね。
到達高度は、~120メーター(計算上は、160メーターと垂直のフライトの最大高さだった)のピーク高度でした。
不運にも、Estes C6-7にとっては、搭載重量が重すぎたようで、エンジンが燃えてしまい、7秒後にパラシュートを放出しました。
更に不運なことにパラシュートの放出が遅すぎたため、ロケットは地面に激突してしまいました。
カメラは壊れていましたが、それからデータを得ることができました。
今回の結論:
- EVAスーツで微調整と微妙な仕事を作業するのは非常に難しい。ロケットはハブ内部で準備するべきです。
- 平らな赤い表面でロケットを見つけるのは簡単です。必要とするただ一つのことは、ロケットの色を赤ではないものを選ぶことです。
でも、まだ諦めずにチャレンジするようです。
「私たちは3台のエンジンを持っています。したがって、私たちはロケットの打上を繰り返す予定です。」と言ってます。
頑張って!