火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

上空からの風景

2013-05-04 11:42:24 | 火星協会

Crew 129Team Russiaが4月26日にMDRSでロケットを打上げて上空からビデオを撮影したそうです。

下図は、上空からの映像です。
赤い矢印は、ハブとクルーメンバーが写っているとのことです。
手前がメンバーで上方がハブのようですね。

426-JournalistReport によりますと、
ロケットを打上げる目的は、次の通りです。
1.将来の火星入植者が周辺地域を把握するために上空からの写真が有用である。
2.離れた入植地との連絡のために小包・郵便などを送ることが出来る。
3.宇宙服を着てロケット打上する際の問題点の把握。
4.火星環境でのロケットの打上から着地までの追跡の可能性の把握。
5.ちょっとしたショー的要素があり、興味深い。

アメリカではロケット打上げについては、450グラム未満であれば購入と打上げに制限が無いそうです。

しかしながら、この大きさのロケットでは、十分な解像度のビデオカメラを搭載できないとの事です。
用意できたビデオカメラの解像度は、(640*480 30fps)でした。
更に、2週間と言う短いミッション期間では、十分なテストが出来なかったと嘆いています。

また、ロケット購入時に間違えたロケットを購入してしまったそうです。いろいろ有りますね~

・購入予定だったのは、Estes Maxi Alpha III
http://www.estesrockets.com/rockets/kits/skill-2/001903-maxi-alphar-3

・実際に購入したのは、Estes Alpha III(高度計を積んでいる点は、良かった。)
http://www.estesrockets.com/001427-alpha-iiir-launch-set

ALEXANDER ILINさんが中心になってロケットの組立をしたようです。趣味がロケット光学とは・・・
パラシュートなどを取り付けたロケットの仕様は、以下の通りです。 

- 長さ 0.7m
- 直径 0.03m
- 重量 120g(エンジンを除いたビデオカメラ込みの重量)

ロケットエンジンは、ソルトレークシティーで前もって買ってたそうです。
なーんだ。やる気満々で来た訳ですね。
買ったのは、3つのEstesC6-7(より大きなロケット用の)と3つのEstesB6-4(アルファIIIのための)です。

Estes Alpha IIIは、Estes B6-4エンジンで2度試験的に打ち上げをしたそうです。
高度計によるピーク高さは、160および161メーターを記録しました。
その後、自作のロケットが打ち上げられました。それが上記の画像ですね。
到達高度は、~120メーター(計算上は、160メーターと垂直のフライトの最大高さだった)のピーク高度でした。
不運にも、Estes C6-7にとっては、搭載重量が重すぎたようで、エンジンが燃えてしまい、7秒後にパラシュートを放出しました。
更に不運なことにパラシュートの放出が遅すぎたため、ロケットは地面に激突してしまいました。
カメラは壊れていましたが、それからデータを得ることができました。

今回の結論:
- EVAスーツで微調整と微妙な仕事を作業するのは非常に難しい。ロケットはハブ内部で準備するべきです。
- 平らな赤い表面でロケットを見つけるのは簡単です。必要とするただ一つのことは、ロケットの色を赤ではないものを選ぶことです。

でも、まだ諦めずにチャレンジするようです。
「私たちは3台のエンジンを持っています。したがって、私たちはロケットの打上を繰り返す予定です。」と言ってます。

頑張って!

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小野さん!お帰りなさい!

2013-03-16 11:44:11 | 火星協会

小野さんが参加したCrew 125 - EuroMoonMarsB‎ は、MDRSでのミッションを完了しました。
Final Mission Reportが発表されています。
summaryは、以下の通りです。

ミッションは、遂行された!
Crew125(EuroMoonMars-B)は非常に成功した2週間の火星/Galeクレーターミッションのシミュレーションを完成しました。
私たちは、MDRSでの時間を愛しており、私たちの科学的目標がすべて達成されたことを発表できて、うきうきします。
私たちは、habにおいて素晴らしい国際的なチームであり、素晴らしい天候に恵まれて、ちょっとしたエンジニアリングの課題だけを持っていました。
私たちは、互いから学習して、Greenhabの中で、およびもちろんプラントを世話することに加えて、科学と芸術の楽しいミックスを楽しみました。
私たちは、次の数か月間、互いに私たちのデータがパートナーおよび域外パートナーに伝わるように協力しあうことを楽しみにしてます。
必要なら提供され、そしてピア・レビューされたジャーナルの中で公表されることで、科学界は、私たちの発見物から利益を得られることでしょう。

小野さんから日本火星協会へメッセージを頂いてますので、以下に紹介します。
「前略~今回、第2回目となるMars Desert Research Station (MDRS) への滞在では、EuroMoonMars B Crew 125のクルー・ジャーナリストおよびヒューマン・ファクター・リサーチャーを務め、改めて適職だったと感じています。
前回2011年の滞在に引き続き、居住性プロジェクトの実施を請け負い、自然音の効果についての今後の研究成果発表にも繋がる貴重な機会となりました。
2011年はEuroMoonMars A Crew 100の後のクルー、EuroMoonMars Bで機材が壊れ充分なデータが得られなかったため、今回、被験者数を増やす為、追加の実施を行う流れとなり十分な成果を得ることができました。
今後も、人類の火星到達や長期滞在への貢献、そして宇宙での更なる発展に向けて頑張ります。」

着実に実績を積んで進化を続けている小野さん!頑張りました!

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小野さんを応援しましょう!

2013-03-07 22:06:58 | 火星協会

MDRSで12回目のシーズンの活動が順調に実施されています。
現在は、「EUROMOONMARS B」チームが2月23日から3月9日の間で活動中です。
そのメンバーとして小野綾子さんがHUMAN FACTORS/CREW JOURNALISTとして参加しています。
小野さんは、欧州宇宙機関(ESA)でartist residency(芸術家医学研修期間)を終了しました。また、彼女の宇宙楽器は、2012年2月10日にISSで演奏をした実績が有ります。

小野さんのリードでCrew全員で瞑想をしたり音楽を楽しみ、その後、更にガーデニングと食事を楽しんだとのことです。
CommanderのMelissaさんがレポートしています。その中で小野さんのことを非常に高く評価しています。
Melissaさんによれば、火星への長いミッションを乗り切るために、趣味や創造的な娯楽が必要だということを再確認したとのことです。
今回のミッションで小野さんが果たした役割について感謝の意を述べていますね。

小野さんが実力を存分に発揮されたようですね。頼もしい限りです。
下図がそのときの食事の様子です。

メニューは、鳥のココナッツカレーとライスプディングです。
左からCsilla Orgelさん(GEOLOGIST)、HANS VAN T'WOUDさん(MAPPING RESEARCHER, Health & Safety Officer (HSO) )、MATTHEW CROSSさん(ROVER ENGINEER )、MELISSA BATTLERさん(COMMANDER, CREW GEOLOGIST)、AYAKO ONOさん(HUMAN FACTORS/CREW JOURNALIST)です。
もう一人のVOLKER MAIWALDさん(XO, HABITAT ENGINEER)が写真を撮っているようですね。

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MDRS The 2012-13 Field Season

2012-12-30 16:54:49 | 火星協会


MDRSでの12回目のシーズンが始まっています。
下記の通り12月1日から5月18日まで13チームが各2週間の滞在で交代します。
現在は、Crew121が活動を始めており、Crew119の最終レポートが公開されています。
Crew124には、MARS500に参加したDiego Urbinaさんの名前があります。

Rotation                     Dates Crew Commander
Crew 119 Dec 1-15
Mars Society A
"Phoenix One"
John Reynolds, CDR
Crew 120 Dec 15-29 Mars Society B

John Reynolds, CDR
Crew 121 Dec 29-Jan 12 Embry-Riddle Chelsea Iwig, CDR
Jason Kring, DIRECTOR
Crew 122 Jan 12-26 HI-SEAS Angelo Vermeulen, CDR
Jean Hunter, DIRECTOR
Crew 123 Jan 26-Feb 9 TasMars Haritina Mogosanu, DIRECTOR
Crew 124 Feb 9 – Feb 23 EuroMoonMars A Diego Urbina, CDR
Bernard Foing, DIRECTOR
Crew 125 Feb 23 – Mar 9 EuroMoonMars B Melissa Battler, CDR
Bernard Foing, DIRECTOR
Crew 126 Mar 9 – Mar 23 Diné College Shannon Rupert, Instructor
Crew 127 Mar 23 – Apr 6 Marsupilami Corentin Liber, CDR
Crew 128A Apr 6-13 Lone Star Highlanders A Larry Benton, CDR
April Andreas, DIRECTOR
Crew 128B Apr 13-20 Lone Star Highlanders B Liz Mitchell, CDR
April Andreas, DIRECTOR
Crew 129 Apr 20-May 4 Team Russia Nikolay Dzis-Voynarovskiy, CDR
Crew 130 May 4-18 Georgia Tech Christine Redmond, CDR

場所は、下記の通りでハンクスビルから8km弱のところです。 

ハンクスビルのお天気は下記の通りです。

Sunday         SundayNight      Monday               MondayNight       New Year'sDay       TuesdayNight
Mostly Cloudy    Chance Snow Chance for Measurable Precipitation 30%    Slight Chance Snow Chance for Measurable Precipitation 20%        Partly Cloudy        Mostly Sunny         Mostly Clear
Mostly Cloudy   Chance Snow         Slight Chc Snow      Partly Cloudy       Mostly Sunny        MostlyClear         
High: -0.6 °C    Low: -12.2 °C        High: -1.1 °C          Low: -14.4 °C     High: -3.3 °C        Low: -13.9 °C

とにかく寒そうですね。

下記は、Crew120の画像です。

ハブの内部の様子です。

このように宇宙服を着て野外活動をします。地層を調査するようです。

天文台です。

天文台で観測した画像です。

MDRSは、火星にどのように滞在して、探査などの仕事をするかをシュミレーションするのが目的です。
実際に岩石や土などのサンプルを採取して、水や微生物などを探します。
また、宇宙服での作業のし易さなども検証してます。
サポートがありますが、基本はクルーだけでハブ(居住棟)の設備やローバーの修理なども行います。
食事も大切な要素ですので、満足度などのデーターが取られています。

いよいよ今年も残り少なくなっていますが、MDRSでのシュミレーションは続いています。
注目してください。

ところで、東京で12月30日が雨になるのは、何年ぶりでしょうか?
天気出現率のサイトを見ますと東京の12月30日は、晴れの実績が90%で、雨が6.7%でしたね。
大掃除の予定が狂った方も多いと思います。
良い年をお迎えください。

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自宅で火星体験

2012-05-01 23:22:18 | 火星協会
火星協会のHP上でポーランド火星協会からの提案が紹介されています。
ポーランドのTorunに「ReMY (Remote Mars Yard)」と呼ぶ施設を作り、そこで火星探査車の遠隔操作をとおして宇宙開発の教育に役立てようと言うことです。
施設では、火星の地表を再現して其処にローバーを置いて世界中からインターネットネット経由で、一般の人や高校生・大学生に探査ローバー操作を体験してもらう狙いです。
ポーランド火星協会のサイトは、こちらです。
下図は、その計画図といったところです。



そのきっかけは、昨年行われた「2011 University Rover Challenge Concludes in Utah」においてポーランドの Magma2 (Bialystok University of Technology)が下記の通り優勝したことです。
Magma2のチームは、ポーランドに帰国してからポーランド火星協会と相談して、教育を目的とした火星環境と探査車がセットになった施設の建設を開始することとしたそうです。
ReMY探査車(6-車輪の付いたローバー)は、インターネットを通じて世界中から操作が可能です。
操作者は、コマンドを送ってローバーを計画通り動かしたり、カメラを通じてローバーから見える周囲の様子を見たり、写真を撮ったりできます。
また、サンプルを採取させたり等、実際の火星探査のシュミレーションが体験できます。

ただ、大きな問題があります。
やはり、資金問題です。
「Help students from around the world get a taste of a real Mars mission! Donate now!」と言うことです。
寄付した人は、優先的にローバーの操縦権利が与えれるそうです。
寄付が集まることを期待してます。
自分のPCでローバーを操作できるなんて楽しそうですね。

以下は、2011年度ユタ州のMDRSで行われた「University Rover Challenge」の様子です。


ポーランドの学生チームは、1位Magma2と6位Copernicus でした。
Torunは、Copernicusの出身地です。

以下が、参加8チームの成績です。
Magma2 (Bialystok University of Technology)  411.3

York University 364.8

Oregon State University  348.8

Scorpio (Wroclaw University of Technology)  274.2

Brigham Young University  214.2

Copernicus (University of Nicolaus Copernicus in Torun) 202.7

University of Michigan  185.7

University of Waterloo  163.5



日本チームも参加して欲しいですね。
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読んでます!宇宙進出の人間ドラマ

2012-01-07 23:05:09 | 火星協会


みずもとさんが風虎通信からソユーズの本を出されましたので紹介します。
ソユーズの1967年から2011年までの44年間に亘る飛行記録をまとめたものです。
現在も読んでいる最中ですが、面白いのです。お勧めです。

昨年の12月30日コミケへ出かけて入手しました。
この本を下敷きにしてソユーズの記録映画かアニメの面白いものが出来ると思いますよ。
どなたかスポンサーになって欲しいものです。

資料として貴重な記録でもあり、しかしながら単なる記録ではなく色々な人間ドラマが垣間見られます。
とにかく多くの人が宇宙へ行って、それぞれが人間味のある行動をしていることが伝わって来ます。
運の良い人、運の悪い人がいます。

2人か3人で行く訳ですが、人間関係が微妙に出ているケースが多くありました。
宇宙滞在中、必要以外口をきかなかったクルーや帰還が遅れることに意気消沈して管制部との交信を絶ってしまったり、コンビを組む上司を思いがけない手段で代えさせたりと人間関係の面白さが感じられます。
TBSの秋山さんも登場します。ソビエトのジャーナリストに先んじて宇宙へ行ったとのこと。
ガチャピンも・・・
宇宙長期滞在記録保持者のワレリ・ポリャコフさんも登場します。
通算宇宙滞在記録は、現在ではセルゲイ・クリカリョフさんの803日9時間39分だそうです。

軌道上からの小型衛星の放出も早くから行われていたことを知りました。
軌道上での実験も色々行われており、日本のうずらが持ち込まれています。
数々の船外活動が果敢に実施されており、実験や修理等でかなり経験を積んでいます。
後半は、経済情勢の影響もあり、特にメンテナンスや修理等ミールの維持に時間が取られている様子が描かれています。
ミールに大きな被害は無かったものの流星群の洗礼も受けていますね。
2000年には、ミールが廃棄されISSが中心となります。

打上の精度は高く失敗はほとんど無かったですね。あわやという事態はありましたが、緊急脱出装置でクルーは難を逃れました。
ドッキングの不調が結構多い印象です。でも、失敗しても帰還できる配慮がされているのいることに感心しました。
ドッキング事故もあり、船内火災もありましたが、悲惨な事故にはならず勇敢に切り抜けています。
着陸は、軟着陸とは言えず、かなりハードランディングなので一寸何かあると文字通りハードランディングとなって重症を負うケースもありました。
初期には、死亡事故もありましたが、全体としては安定して運用されていますね。
ESA(特にフランス)とロシアの良好な関係は、早い時期からの連携から来ていることも理解されました。
日頃のお付き合いが大切ですね。

ソ連-ロシアという国家が人類の宇宙への進出のために悪戦苦闘している様子に心打たれました。
犠牲者を出す不幸な事故もありましたが、全体としてコロリョフ以来の人命尊重の精神に貫かれ、そして人間への理解と愛情が感じられます。
もちろん軍事の側面や冷戦を背景に政治的なプロパガンダ的要素もありましたが、必然的に有人宇宙開発は世界平和に繋がるのではないでしょうか?
そう期待してます!
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現在の技術で火星に行くことは可能です

2011-09-04 10:49:09 | 火星協会
マーズ・ダイレクト―NASA火星移住計画
クリエーター情報なし
徳間書店


現在のところ、アメリカの長期計画に2030年代の半ばには、有人宇宙船を火星周回軌道に乗せ地球に無事に帰還させる案があります。
もっと早まる事を期待してます。
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小野さん!温泉で疲れを癒してください!

2011-02-27 13:57:11 | 火星協会
2月25日はレポートはありません。
写真を紹介します。









現在(Japan時間:13:40)のMDRS Web Camsを覗いたところ下記の画像でした。
現地時間で26日21時10分ですので、Crew 100B (February 26 - March 12)のクルー達かと思われます。
小野さん達は、地球へ帰宅の途上ですか・・・
お疲れ様でした。ゆっくりと温泉にでも浸かって疲れを癒してください。
レポートを期待してます。

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立つ鳥後を濁さず!

2011-02-26 07:50:55 | 火星協会


いよいよ火星生活も終わりですね。2月24日は、4回の船外活動をしました。
EVA #19 (11:02-11:37)、EVA#20(12:03.12:35)、EVA#21(16:16-16:44)、EVA#22(16:54-17:17)
#19と#20は、今回の全体のEVAの基礎データー(校正のための)確認のため実施されたようです。
残りの2つのEVAでは、サンプル採取や通信に関連しての緊急事態への対応の確認とのこと。
グリーンハブは通常に戻りつつあるとのこと。
Kévinさんが「おいしい料理は、良い気分の鍵です」と言ってます。
本当に、美味しく食事を食べることは、大切なことですね!



次のクルーのためにいろいろ心配してます。GPSが良く機能していないとか・・・
危険な場所があるとか・・・



明日は、いよいよ最後の日となります。下記のことをやる予定です。
今回のまとめをする。ハブを掃除する。最後の見納めに近くを良く見る(観光)。

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空が澄んで地球が良く見えたそうです!たぶん・・

2011-02-25 00:33:41 | 火星協会
2月23日は、前日よりも多く5回のEVAを実施してます。
EVA#14(09:30-10:00)、EVA#15(14:35-15:04)、EVA#16(15:33-15:57)、EVA#17(17:30-18:00)、EVA#18(17:00-18:20)





EVA#14(09:30-10:00)
Crew members : BENCHENAFI Romainさん
ESTEC と SALMのためのサンプル採取

EVA#15(14:35-15:04)
Crew Members: Ivo Ferreiraさん、Ono Ayakoさん、Kévin Théatreさん
EVAでの通信によるストレスの影響テスト

EVA#16(15:33-15:57)
Crew members : Romain Benchenafiさん、Audrey Lan Sanさん
EVAでのストレスの因子を捜す

EVA#17(17:30-18:00)
Crew members : BENCHENAFI Romainさん、LAN SAN Audreyさん
ESTEC と SALMのためのサンプル採取

EVA#18(17:00-18:20)
Crew Members: Ivo Ferreiraさん、Kévin Théatreさん
SALMのためのサンプル採取

GreenHabが順調に動くようになったようです。
でも、何なんでしょうか?私の想像では、クルーの排泄物を活性汚泥処理したものを肥料に植物を育てるというような「植物工場」的なものを創造していたのですが、この写真をみると良くわからないですね。



小野さんが中心になってやっている居住性テストについては、24日が最終となるようです。
color wheelの代用にクラッカーのパッケージや水質検査用の試験紙を使ったとのことです。



本日の夕食はカレーとのことで下記の通りです。
玄米にカレー、生姜とにんにく、ツナマヨ、人参、ブロッコリーとたまねぎの入ったクリーミィポテトスープ
たらふく食べたようですね!
その後は、夜空を眺め、ウノをして遊んだとのこと。
仕事はハードになっていますが、皆さんペースを掴んで楽しんでやっている様子です。
羨ましいですね!
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小野さん酸素切れ・・・

2011-02-24 00:15:50 | 火星協会
2月22日は、今までになく盛りだくさんでした。
4つの船外活動が実施されました。
EVA #10 (14:16 - 14:36), EVA#11 (15:04-15.37), EVA#12 (16:00-17:00), EVA #13 (17:00-18:30)
2つは、バギーを使い通信によるストレスの影響をテストしました。
他の2つは、the SALM teamがそれぞれ徒歩で P2 (N38.40746º W110.79280º)と P3 (N38.40737º W110.79261º)、そしてバギーで P5 (N38.42638º W110.78342º) and P6 (N38.42638º W110.78342º)の4ケ所に向かいました。
早速、google earthで確認しました。山深いところですが、興味深くもあり・・・
Ayakoさんと Audreyさん達は、午後のEVAでバギーのトラブルのため酸素補充地点に戻る前に酸素を使い果たしてしまったとのこと。
Ivo Ferreiraさんが「May they R.I.P....」(安らかに眠れ・・・)と言ってます。
Kévinさんと Romainさんたちもバギーで移動中に通信が取れなくなり、女性陣と同じ運命を辿りそうになったらしいですね。
その他、崖に阻まれたりで計画通りには行かないまでも、まあ何とか土のサンプル採集は出来たとのことです。
大変申し分のない1日であったと満足げですね!
また、GreenHabの配管漏れなどを修理しています。
ずっと気になってましたが、「Green things」って何でしょうね?野菜とは思いますが、何か分からないものなんでしょうか?
ブロッコリーとかレタスとかではなく「Green things」なんですね。

EVA #10 (14:16-14:36)
Ivo Ferreiraさん、 Audrey Lan Sanさん、 Ayako Onoさん
EVAでの通信に関するストレスへの影響のテスト

EVA #11 (15:04-15.37)
Ivo Ferreiraさん、 Romain Benchenafiさん、 Kévin Théatreさん
EVAでの通信に関するストレスへの影響のテスト

EVA #12 (16:00-17:00)
THEATRE Kévinさん、 BENCHENAFI Romainさん
P2、P3でのサンプル採取

EVA #13 (17:00-18:30)
Ivo Ferreiraさん、Audrey Lan Sanさん
P5、P6でのサンプル採取









小野さんの居住性テストも順調なようで、彼女は本日のレポートで色彩についていろいろ助言をもらったことに感謝してます。
また、Ivo Ferreiraさんも小野さんの一連のテストの中の唾液のテストに関連して"saliva never lies"と言って認めていますね。
良いレポートを期待しましょう。
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肉切れのため明日からベジタリアン

2011-02-23 00:04:18 | 火星協会
2月21日は、全く風のない良いコンディションでEVA#8と#9を実施したとのこと。
かなりハードワークでIvo Ferreiraさんがレポートで5人になった少ない人数で幾つもの仕事をこなしていることを嘆いています。
ただ、最後にRomainさんがハードワークであるがやり遂げたことにみんな満足していて、最後までやり遂げたいと意気込みを語っています。
新しいことに挑戦している充実感が伝わってきます。

「本日の仕事の分担」
・the habitability experiments (3 of us)
 居住性試験に3人
・two more EVAs to study the effect of stress due to communication (involving 4 of us)
 通信に関わるストレスの影響の研究のための2回の船外活動に4人
・improve our range extender with a support on the our mobile unit (2 of us)
 通信状態の改善に2人
・finish the Tiger mission with the laboratory analysis (1 of us)
 Tiger missionで集めた試料の分析に1人
・test the enhanced mobile range extender (4 of us)
 通信範囲の拡大に4人
・finally, do some more flybys over the SALM sites (2 of us).
 最後に、the SALM Mission (Site Analof Lune Mars Group)のサイトへの接近通過を何度か実施するのに2人

結局、1人何役でしょうか?

忙しい1日でしたが、夕食はRomainさんが皆に自分の貴重な肉を提供したようですね。
どうもCrew 100Aにとって最後の肉だったようで、これから已む無くベジタリアンになると言ってます。

2回の船外活動は、下記の通りです。
目的は、船外活動中のストレス因子をモニターすることです。

EVA #8(14:42 - 15:07)
Crew membersは、ONO Ayakoさん、BENCHENAFI Romainさん

EVA #9(15:30 - 16:10)
Crew membersは、Audrey Lan SanさんとRomain Benchenafiさん







最後まで、事故なく元気にやり遂げてくれることを祈ってます。
元気に地球へ帰ってきてくださいな。

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ハードワークでも美味しい

2011-02-22 00:11:41 | 火星協会
2月20日は、前日の雨休みの煽りを受けて2つのEVAの実施も含めて大変忙しかったとのこと。
日曜もなく7日間2交代制の労働だと言ってますが、昨日、休んだわけじゃなかったのですかね。
船外活動は、しないけれど、ハブの中で出来る仕事をやっていたと言う事のようです。

EVA #6(15:30 - 16:10)
クルーは、Ivo FerreiraさんとAyako Onoさんでした。
18日の続きでTiger Missionを完了しました。
Tiger Missionは、それぞれの露頭から砂と岩石のサンプルを集めることでした。
そのサンプルをハブで分析する予定です。

EVA #7(16:54 - 17:10)
クルーは、 Ivo FERREIRAさん、Ayako ONOさんとRomain BENCHENAFIさんでした。
こちらは、バギーを使ったテストで、宇宙服を着た状態でコミュニケーションを上手くとる訓練でしょうか?
目的を達成するためのマネージをします。
バギーを使用している時に適切な計器などがないと、コミュニケーションをとるのも位置情報を掴むのにも苦労するとのこと。

結構、遅くまで仕事に追われたようですが、「luckily it is a cooking day」と言ってます。
美味しい食事にありつけたようです。










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雨のため、ケーキ作りに挑戦!

2011-02-21 00:14:02 | 火星協会
2月19日は、一日雨でした。
今のところ、火星に雨は降らないので本日は、EVA(船外活動)中止とのこと。
Jeffreyさんは、今朝の6時に出発したため他のクルーは会わなかったようです。
昨晩のお別れ会でJeffreyさんに皆が飛行機に乗り遅れちゃったりしてとジョークを言っていたらしいのですが・・・
実際にJeffreyさんは、飛行機に乗れなかったとのこと。しかしながら、何とか旅立っていったとのことです。
Ivo Ferreiraさんが少し寂しそうにレポートしてます。



とにかく本日は、雨のため各人の個人的用事をして過ごし、何人かは、料理の腕を磨くためにケーキ作りに挑戦したとのこと。
お陰で、写真のように美味しいケーキを楽しんでいます。



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Jeffreyさんハブでの最後の夜

2011-02-20 00:08:13 | 火星協会
2月18日はEVA #6が17:00 - 19:00の2時間行われました。
迷子のparrotは、18日も見つけられず、断念することとなりました。
小野さんによる脳を刺激するように設計されたcolor distinction(色の識別)とmirror copying(お手本のコピー?)を含む長時間掛かるテストをJeffreyさんが受けました。
EVAは、Maxと第2のparrotで共同で作業を実施しました。






Jeffreyさんは、明日ドイツへ帰国することになったようです。
夕食は、Jeffreyさんのお別れ会となりました。
でも、18日はnon-cooking dayということで下記のメニューでした。
きのこのピラフ、チェダーチーズブロッコリースープ、人参と乾燥豆、インスタントのアイスティー
仲間が減るので少し寂しいですね。




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