現在、第61次南極地域観測隊の越冬隊が南極で活動中です。
そして、第61次隊は、JAXAとの共同研究として南極の厳しい環境を月や火星に見立てて今回は、月の居住施設としての「居住ユニット」の試験を行うことになっています。
*詳しくは、こちら:https://www.ihub-tansa.jaxa.jp/amsu.html
この試験は、宇宙探査イノベーションハブとミサワホーム株式会社、株式会社ミサワホーム総合研究所、国立極地研究所の4者が取り組む共同研究です。
この「居住ユニット」は、2つのユニットからなっていて、現在は組み立てられて試験が開始されていることでしょう。
朝日新聞の2020年6月26日の記事は、こちら:https://www.asahi.com/articles/ASN6J43DBN61ULZU019.html
第61次隊の行動予定は、こちら:https://www.nipr.ac.jp/info/h31-61/doc08.html
第61次隊は、越冬隊29名、夏隊42名、越冬隊同行者1名、夏隊同行者20名の総勢92名で編成されています。https://www.nipr.ac.jp/antarctic/jare/member61.html
第61次南極地域観測計画の「3. その他観測・研究」、「公開利用研究」「極地における居住ユニットの実証研究 」に居住ユニットの情報が紹介されています。
*topic9をクリックしてみてください。
https://www.nipr.ac.jp/antarctic/jare/outline61.html
この「居住ユニット」については、下記サイトが詳しいです。
https://toyokeizai.net/articles/-/315264
この記事によりますと、南極昭和基地に建設資材を供給するなど、積極的な協力をしてきた大手ハウスメーカーのミサワホームの開発した「居住ユニット」には、様々な新技術が採用されているとのことです。とてもここで紹介しきれないので、ぜひ上記の記事を読んでください。
ーーーー一部記事引用ーーーーーーーーーーーーーー
コンテナ規格(長さ約6.0m×幅約2.4m×高さ約3.0m)に準拠したユニット2つが連結されたもので、床面積は約33㎡となっている。現地では隊員の会議・食事スペースとして活用されるという。
南極昭和基地において1年間、居住・施工・移動に関する実証・試験運用が行われた後、標高約3800mの内陸部にある氷床深層掘削拠点「ドームふじ基地」まで、ユニットにソリを着けて雪上車で輸送される計画である。
ーーーー引用終わりーーーーーーーーーーーーーー
凄いことになってますね!
月面基地での実証の後は、火星基地への応用が期待されます!
そして、10月6日は、火星が最接近する日です。この時期にこういう実験が行われるという、、、何か!勝手に縁を感じますね!
第61次南極地域観測隊の活動に熱い注目をしましょう!
同行している朝日新聞社の中山記者の記事が待ち遠しい!
*20200929、10:30一部追記