現在、テレビやネットで「SMAP」が解散するのどうので持ちきり。
「SMAP」ってなんだっけ?(笑)
つい、かっての名指揮者ブルーノ・ワルターの言葉を思い出した。(「音楽と道徳」についての講演記録より)
「いまや芸術に対して社会生活の中で今までよりも低い平面が割り当てられるようになって、その平面では芸術と日常的な娯楽との水準の相違はほとんど存在しない。
本来芸術作品が持っている人の心を動かし魂を高揚させる働きに代わり、単なる気晴らしとか暇つぶしのための娯楽が追い求められている。
これらは<文明>の発達によりテレビやラジオを通じて洪水のように流れ、いわゆる<時代の趣味>に迎合することに汲々としている。
こうなると文明は文化の僕(しもべ)ではなくて敵であり、しかもこの敵は味方の顔をして文化の陣営にいるだけに危険なのだ。」
「SMAP」もいいんだろうが、少しでもクラシック音楽に親しむ方が増えることを望む。
「音楽は哲学よりもさらに高い啓示だ」と語ったのはベートーヴェンだ。
いい音楽をいい音で~。音楽評論家とオーディオ評論家さん、しっかりしてくれ。
ま、要らん世話だが(笑)。