この18日(火)に投稿した「お願いだから、それだけは止めて・・」は、このブログを開始して以来、16年目にして「最高の順位」(グー・ブログ)となった。
いつも300番台をウロウロしているのだが、ようやく(300)の厚い壁を打ち破って「228位」(308万件中)という快挙に、つい頬が緩んでしまった。とはいえ、読者にとってはどうでもいいことだろうが・・。
躍進の理由はおそらく「身近な生活感によるリアリティ」と、いささかドキッとする「タイトル」の相乗効果ではないかと踏んでいるが(笑)、大いに今後のブログの参考にさせてもらいましょう。
さて、今回は久しぶりにオーディオの話といこう。
先日投稿した「快調だった試聴会の立役者」をご記憶だろうか。
いつものとおり仲間を交えた「試聴会」で「AXIOM80」の活躍ぶりをお伝えしたわけだが、従前よりもひときわ魅力的な音を響かせたその「立役者」がプリアンプに使ったミニチュア管の「Y球」だった。
ブログの中で「特定の球を挙げて煽っている、と誤解されると本意ではないので匿名にして仮に「Y球」としておこう。」の、あの「Y球」である。
12AU7や12AX7などの汎用球と違って、オーディオ専門に開発されたとのことで、球にも「品格」を求めるとすれば上流階級に属する球である。
たまたま手元にあった3本の球のうち「安井式プリアンプ」に2本使ったので残り1本となりちょっと心細い。
それに友人のMさんに作ってもらった「マランツ7風」のプリアンプにも「12AX7」(3本)に代えて「Y球」をぜひ使ってみたい~。
こういうときの相談相手は、古典管の泰斗「北国の真空管博士」に限る。
「ああ、Y球なら4本持ってますよ。12AX7と代えても鳴ると思いますがμ(ミュー=増幅率)が、100と40でかなり違うので良くなるかどうかはわかりません。周辺機器にもよるでしょうし~。ただしアンプが故障することはないです」
「はい、ぜひトライしてみたいですね。お値段の方はいくらぐらいをお考えですか?」
「1本が〇千円でいいですよ」「エッ、オークション価格の半値くらいですが、そんなに安くていいんですか」「ハイ、仕入れ値がそのくらいでしたから・・・」
そこで、図に乗って再度提案。
「今後使う見込みのない真空管が沢山ありますので、そのうちの今でも需要のありそうな真空管をメールで何本か提示しますのでそれらと交換というわけにはいきませんかね」「ハイ、いいですよ。」
で、商談成立(笑)。
いつものことだが、ありがたいことです。
ほどなくして無事「Y球」が到着。
「ついでに6AR6を2本同梱しておきます。出自となる軍事レーダー用の名管WE350の製造年に一番近い球です。使ってみて、気に入らないときは別便で返送してください」
というわけで、画像の下側の2本がそれ。
「6AR6」(5極管)といっても、いろいろだが古い製造年ほど音が良いとされている。その見分け方はプレートの部分の一部が凸状に膨らんでいること。
我が家のアンプでは「5極管」を「3極管」接続にしてあり、そうすると周波数曲線がイギリスの名管「PX4」にそっくりになるそうで実際に大いに気に入っている。
博士のご配慮が後になって見事に功を奏するとは、その時は知る由もなかった(笑)。
さっそくプリアンプ「マランツ7風」の球を3本とも入れ替えてワクワクしながら試聴してみたところ明らかにサウンドが多彩になった感じで、タダものではない雰囲気が漂ってきた。
「Y球の魅力恐るべし!」といきたいところだが、何せ自分の耳だけではちょっと心もとないし、読者の方々にも説得力がなさそう(笑)。
そこで、このほど新しい真空管と新SPケーブルのもとで4台の真空管アンプのテストをオーディオ仲間と実施した。
順に「371シングル」「2A3シングル」「6AR6シングル」「WE300Bシングル」だったが、アッと驚く展開に~。
去る16日(日)の午後のことだった。
このところ、ブログのネタが目白押しだったので投稿するタイミングがズレてしまったが、遅ればせながら、そのときの模様を述べてみよう。
次回以降へと続く。
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