「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

お値段相応に活躍してもらわないと・・

2024年11月01日 | オーディオ談義

改修を終えて4年ぶりに戻ってきた「6A3シングル」真空管アンプだが、早くも3週間が経った。



ハネムーンが済んで、ぼちぼち冷静さを取り戻し既存のアンプにも目が行き届きだす頃だ~(笑)。

まず第一に槍玉にあげたいのが「WE300B」シングルアンプ。



実は「6A3・・」相当にお金がかかっているのだ・・(笑)。

ほら、高い契約金を払った割には活躍しない「野球選手」っているでしょう、お値段相応にもっと活躍してもらわないと困る・・、そういう存在だといえる。

で、活躍できない原因を改めて探ってみることにした。回路などの細部はド素人なので弄るのはとうてい無理、せいぜい使っている真空管を代えることぐらい。

まずは「整流管」に着目した。この球は交流を直流に代える役目を担っているが、縁の下の力持ち的存在でアンプ全体の「SN比」や「力感」に影響してくるので極めて重要な位置づけにある。

現在使っているのは「300B」アンプには定番ともいる「274B」だけど、どうなんだろう・・。

「北国の真空管博士」によると「NFBを掛けてあるアンプにはいいのでしょうが、あなたのアンプのようにNFBがかかっていない場合は合わないと思いますよ~。」「そうですか・・、RCAの83Vを使ってみようと思っていますがいかがでしょうか」「ハイ、274Bよりもずっといいと思います」

これがRCAの「83V」(刻印:大型管)

まずは「オークション」市場では滅多に出回ることがない希少管である。



ついでに、前段管の「71A」も「ST管」から「ナス管」へ交代させた。さらには、肝心の出力管「WE300B」も「1988年製」から「1967年製」へと交換した。

さあ、このアンプの久しぶりの出番となったが、「真空管を一新」してどういう音が出るのか、生唾が出る思いで耳を傾けた。

おっと、スピーカーは新装なった「スーパー10」である。



まあ、スピーカーがいい方向に激変したので、「WE300Bアンプ」でははたしてどういう音が出てくれるのかといったことも「アンプ」を交換した一因ではある。

すると・・、如実に効果が出たのには驚いた!!

「これまで上品ではあるけど、力感に乏しく、ややひ弱な印象」を持っていた300Bアンプが見事に変身~、「6A3」アンプのスピード感には、やや及ばないにしても、透明感や余韻などは甲乙つけ難し~。

今のところ整流管の効果大と踏んでいるが、加えて「DAC」「プリアンプ」や「スピーカー」との相性も無視できない。

もちろん「DAC」は「豊かな響き」を誇る「エルガー プラス」(英国:dCS)である。

よ~し、これでやっと契約金相当の働きになってくれたと欣喜雀躍(きんきじゃくやく)!(笑)

ちなみに、音楽ソースは「You Tube」で、モーツアルトの「シンフォニー」全集。



いいですねえ・・、「You・・」は(テレビ)画像に何が飛び出してくるか分からないところがあって、この「シンフォニー全集」もいきなり行き当たった。

モーツァルトが幼少だった10歳前後に作曲した1番から晩年の、といっても35歳で亡くなったので、30歳前後に作曲した41番まで全曲演奏だからたまらない~。

モーツァルトが小さい頃から亡くなるまでずっと天才だった「証し」が、このシンフォニー全曲を通して聴けばよくわかる。

おそらく「AI」が「この人はモーツァルトを聴くことが多い」と判断して、勝手にこの全集を選択し提示してきたのだろう。

しかし、音楽にすっかり聴き惚れてしまいアンプやスピーカーなんか「どうでもいい存在」になるのは、はたして「いいことなのか、悪いことなのか・・」、皆様はどう思われます?(笑)。



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