☆ 「骨まで愛して」
前々回のブログ「I’ll be seeing you」(ウマさん便り)は、英訳・和訳のクリエイティブな妙味をご教示いただきました。
たとえば、「ビリー・ホリデーが歌った「I’ll be seeing you」→「あなたを思い浮かべるでしょう…」これや! いやあ嬉しかったね。「seeing」って「見る」にこだわってたらあかんわけや。…心の中で seeing…→「思い浮かべる…」なるほどなあ。」
続いて、「スタンダード曲「I’ve got you under my skin」を「あなたはしっかり私のもの」と訳した方がいた。偉い!」
これに対して、メル友さんからさっそく反応がありました。
「 I`ve got you under my skin の訳ですが、こういうのはいかがですか? 「骨まで愛して」
もちろん、私のオリジナルではありません。
20代の頃に聴いたDJ「芥川隆行」さんの解釈です。ヒットソングの題名ですから、DJさんのオリジナルとは言えませんが、当時、うまいなあと感心したものです。」
言わずもがなですが、「skin」は「皮膚、肌」の意味ですから、これは実に巧い!
「骨まで愛して」という曲を歌ったのはたしか「城 卓矢」(じょう たくや)でしたね。「昭和歌謡」としてずいぶん流行りました~。
「唄は世につれ、世は唄につれ」というけれど、世が唄に 追随したことはない。歌謡曲は常に世相の裏で大衆が感じた ことを取り上げ、ヒットしてきたので、当時の世相が「人情が希薄になりがちなデジタル時代」を予感していたのかもしれませんね。
ああ、誰でもいいから「骨の髄まで愛して」くれないかなあ~(笑)。
☆ 台湾つまようじ
高校時代の同窓生が来てくれたことはすでに述べた通りだが、やはり「異文化」と接触すると新たな知見が増えることは間違いない。
「道の駅」のレストランで昼食を取り、つまようじで歯の隙間をほじくっていたら、1人が「自分はこれだ!」と、携帯用の小さなケースから取り出したのが独特のつまようじ。
何しろ、歯医者に行っても「歯垢(しこう)がありませんね」といつも感心されるという。
「へえ~、それ何というつまようじ?」「ああ、台湾つまようじといってるよ」
さっそく、翌日になってググり常用している「〇〇カメラ」(送料無料)に注文したところ、すぐに送ってきた。
自宅にいるときは「歯ブラシ」がいちばんだけど、外出した時には重宝しそうです。