「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

無意味だったスピーカーの「三番手候補」 探し

2025年02月14日 | オーディオ談義

やたらに物事に「ランキング」という順位を付けたがるのはアメリカ人の特徴だと聞いたことがあります。

いったい順位を付けるというのは、どういう意味があるんでしょうかね?

そこで「チャットGPT」の出番です。

1  評価・比較の指標になる

順位を付けることで、個人や物事の相対的な位置が明確になり、客観的な評価がしやすくなります。たとえば、テストの順位があれば学力の目安になり、売上ランキングがあれば人気の商品が分かります。

2  競争を促し、成長を促進する

競争によってモチベーションが高まり、より良い結果を目指すきっかけになります。スポーツやビジネスなどでは、順位を意識することで努力を続ける動機になりやすいです。

3  資源の配分を決める

成績上位者に奨学金を与えたり、人気商品を優先的に仕入れたりするなど、限られた資源を効率よく分配するための基準になります。

4  社会的な価値やトレンドを示す

音楽チャートや映画ランキングなどは、世の中の関心を反映し、人々が何に注目しているかを示します。これにより、新たな流行が生まれることもあります。

5  選択の助けになる

消費者が商品を選ぶ際、ランキングを参考にすることで、より良い選択がしやすくなります。レビューサイトや売れ筋ランキングなどがその例です。

どうやら、「競争させる」ことにいちばん大きな意味があるような気がします。アメリカならではの活力のある社会の基本なんでしょうが、敗者への思いやりとなるとイマイチかな・・。

で、我が家のスピーカーの順番付けです。

芸術に順位を付けるのは無意味だけど、「音」となると許されるのではないかな。順位を付けるのは、選択をすることと同じだし、選択という行為は己に主体性を持つということにほかなりません。

オーディオは微妙な音の差を嗅ぎ分ける究極の選択的な趣味ですから、当然のごとく順位付けは必要でしょう。

というわけで、少々強引な理屈を振りかざして(笑)、我が家のスピーカーの順位付けを行っています。

もちろん、持ち主の少々風変わりな感性が織り交じった所産ですから、他の方が聴くと「?」もありでしょうね(笑)。

1位 「AXIOM80+サブウーファー(100ヘルツ以下)+超高音域用ツィーター」

極めてデリケートな再生力を誇り、とりわけヴァイオリンの濡れたような音色の再生にかけては右に出るユニットは極めて少ないと思います。それにスピーカーからの音離れはピカ一でしょう!



2位 「PL100」(英国:モニターオーディオ)

小型スピーカーならではの自然な音像定位は特筆ものです。極めて完成度の高いスピーカーで、まったく弄っていないのはこれだけです。



で、この「PL100」について、読者から「低音域と高音域」(クロスオーヴァー2800へルツ)の接続はどうなっているんですか?」というお問い合わせがありました。

百聞は一見に如かず・・、背面は次のとおりです。



SPコードは単線が好きなので、高音域(HF)は「銀線」、低音域(LF)は「ウェスタン」製を使ってます。

ちなみに、このスピーカーは間違っても低音域と高音域を繋ぐ付属のジャンパーを使って(低音と高音を一緒に)鳴らしてはいけません。解像度がパッとしない並みのスピーカーに成り下がってしまいます。

そして、高音域は「真空管アンプ」で鳴らすのがベストです。倍音成分の響きが「TRアンプ」とは雲泥の差ですからね。

で、このところ「PL100」ばかり聴いてますが、「もうこれで十分だよなあ~」と、いつも口ずさんでいます(笑)。

これら「二つ」があればもう「鬼に金棒」で
「三番手」のスピーカーなんてはたして要るのだろうか・・、疑問に思うところですが、そろそろ「断捨離」の段階にきているのでダメならダメでオークション行きにでもしようかな・・(笑)。

というわけでスピーカーの「三番手候補 探し」をやってみました。

ユニットにとっては「生死を分ける」テストになるわけですが、最初に「まな板の上の鯉」になったのは「TRIAXIOM」(グッドマン)です。

口径30cmの同軸3ウェイユニットです。「点音源」のメリットを活かしながら「周波数レンジ」と「ハーモニー」にも配慮したユニットです。経験上、オークションには10年に1度出るか出ないかぐらいの珍品でしょう。

新たな出力管「STC」で鳴らすのは初めてなので、その辺も大いに興味があります。



これに、「サブウーファー(100ヘルツ以下)」(ウェストミンスター)を加え、「075」(JBL)に超高音域を持たせています。

そして、この2日間、じっくりと聴かせてもらいました。

その結果は・・、さすがにグッドマンです。口幅ったい言い方になりますが、「音」ではなくて「音楽」を奏でてくれます。

押しつけがましいところが無くて控えめですが、何よりも琴線に触れてくる抒情性がありますね。それに噛めば噛むほど味が出てくるタイプで、まるで「いぶし銀」のような光沢を感じさせます。

グッドマン社の音の「ポリシー」となると、「品のいい英国紳士たれ」と勝手に思っていますがそれを強く感じさせてくれますよ。

それに、スピーカーの存在を忘れて、音楽の方に引きずり込む魅力があります。「島田祐子」さんの唄を聴いていると「母親の胎内で羊水に浸っている」ような暖かい感覚を覚えました。

いやあ、参りました・・、幸せだなあ~(笑)。

幸福感に包まれながら思うことに、「PL100」と比べて、どちらが「2位」とか「3位」とか・・、それぞれに持ち味があって順位付けはもう無意味な気がしてきました。これが正常な感覚なのかもしれないですね。

我が家のスピーカーに順位付けなんていっさい必要なし!

もちろん、オークションに出そうなんて滅相もないです!(笑)



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