「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ愛好家のご来訪(2017・5.19~20)

2017年05月23日 | オーディオ談義

新緑ますます鮮やかに、そして春から初夏への胎動を感じさせる今日この頃だが、過ごしやすい気候になると人の動きも活発になるようだ。

このところ相次いでお客さんがお見えになったので記録に遺しておこう。

まず、5月19日(金)に3名の方々がご来訪。

今年の3月から交流が始まったベテランのアンプビルダーのKさんとMさん(大分市在住)に加えて、今回はKさんのオーディオ仲間のUさん(宇佐市)が初のお目見えとなった。

「類は友を呼ぶ」という好例だ(笑)。

ちなみに別府から北へ向けてクルマで1時間ほどの宇佐市内にある「宇佐神宮」(国宝)は全国に約44,000社ある八幡宮の総本社であり、広大な敷地と長~い参道にその偉容さを誇っている。

Uさんはこれまでグッドマンの音は聴かれたことがないそうで、興味津々のご様子。

さあ、新装なった「WE300Bシングル」アンプの実力全開といきますか~(笑)。

はじめに、グッドマンの「AXIOM 150マークⅡ」を聴いていただき、次に本命の「AXIOM80」を、次に「フィリップス」、そして最後にJBL「D130」内蔵のウェストミンスターを聴いていただいた。

Uさんはとても寡黙な方で、試聴中はじっと目を瞑って耳を澄ましておられる。こういうタイプの方は「音」よりも「音楽」が好きな方が圧倒的に多い。ジャズもクラシックも両方聴かれるとのこと。

一番感心されたのは「AXIOM80」で聴くヴァイオリンの音だった。

ポツリと「昔はいいスピーカーがあったんですねえ。」とうやら、好印象を抱かれたご様子でホット一息。

ちなみに、どういうシステムを所有されているのかお訊ねしてみると、レコードを主体にマッキントッシュの真空管アンプで、ヴァイタボックスの「191コーナーホーン」(以下「191」)を愛用されているとのことでビックリ。

「いやあ、191は憧れのスピーカーでしたがとうとう手に入れる機会がありませんでした。ぜひ一度聴かせていただきたいですねえ。」

「はい、191の前はタンノイのオートグラフを使っていましたが国産箱に不満があって191に代えました。明日から海外に1週間ほど行ってきますので、それからならいつでも結構ですよ。」

「是非お伺いさせていただきます。」

「マッキンと191」の組み合わせならおよそ想像はつく。我が家の「細身な音」と違ってきっと豊潤な音だろう。

ちなみに、Uさんが我が家に乗りつけられたクルマは真っ白なベンツの新型スポーツクーペだった。すべての持ち物を一流で統一されているようで、我が家とは随分レベルが違う(笑)。

次は20日(土)。

クルマで10分程の近所にお住いのYさんに来ていただいた。

Yさんは以前から「WE300B」アンプに興味を示されており、戻ってきたら「是非聴かせてください」との強い要望を受けていたのでようやく実現。

初めに「AXIOM80」(以下「80」)を聴いていただいたところ「いいアンプですねえ。これまでの音とはまったく次元が違いますよ。アンプ次第でこうも変わるものですか。透明感といい、音の緻密さといいまったく言うことありません。80のスピードにアンプが負けていないのが何よりも素晴らしいです。こうなると80の魅力全開ですね。」と絶賛、また絶賛。

日頃から辛口のYさんがこれほど激賞されるのは我が家にお見えになってから初めてだ(笑)。

「80は駆動するアンプ次第で激変するとはかねがね実感していましたが、これほどとは思いませんでしたよ。」と、応じた。

しかし、初めにあんまり「いい音」で聴くと、続くスピーカー群が貧弱に聴こえてしまうのが難点だ(笑)。

いいアンプはスピーカーの長所も短所もモロに炙り出す「両刃の剣」となる。

というわけで、あのフィリップスの音でさえも聴き劣りしてしまった。「80と比較するのは酷ですが、ちょっとスピード感が鈍いですね~」とYさん。

「ハイスピードの点で80に適うスピーカーは無いでしょう。何時でも取り換えが利くようにバッフルに取りつけた復刻版の80がありますのでフィリップスと交換してみましょう。」

10分ほどで交換終了。

        

左側が自作の箱に容れた「AXIOM80」(最初期版)、右側がグッドマン指定の箱に容れた「AXIOM80」(復刻版)。

さあ、Yさんともども両者の聴き比べだ。

そして、驚愕の事実が判明した!(笑)

以下、続く。
 

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