「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「球春到来」にふさわしい音

2025年03月08日 | オーディオ談義

「球春到来」・・、とてもイメージの良い言葉だと思います。

今や、プロ野球、MLBのオープン戦が目白押しです。厳しい冬が去って待ちに待った「春」の到来、そして国民的スポーツの「野球」の到来が同時に押し寄せてくるワクワク感がこの言葉には感じられます

大の巨人ファンの家人は開幕が待ちきれない様子で、二軍の選手の試合でも目を皿のようにしてテレビ中継を観ている始末です(笑)。

その野球ですが、投げる方では「エース」、打つ方では「4番バッター」の存在は不可欠ですよね。どんなに小さな組織でも核となる存在の必要性を物語っているような気がします。

オーディオも同じだとは思いませんか(笑)。

我が家には10台前後の真空管アンプと6セットのスピーカーがあります。いや単に事実を述べているだけで、けっして自慢するつもりはありませんから念のため(笑)。

そして、これらはいずれもどこかしら良い点があって、簡単に見捨てるには忍びないものばかり、それかといって核として据えるにはちょっと ためらい を覚えてしまう、いわば「帯に短し、たすきに長し」といったところですか。

そういう状態がずっと続いてきて、その反面では、むしろその状態を楽しんできたわけですが、ことここに至ってようやく集約されつつあります。

まず「エース」では「AXIOM80」です。昨年、岡山県からお見えにになった「Y」さんからヒントを得て、
バッフルを「薄板」に交換したところとても響きが良くなりました。たったこれだけのことで・・、今でも驚きが持続しています。堂々たるエースに成長してくれました(自己満足ですがね)。



次に「4番バッター」です。



これまた一長一短あるアンプの中で一頭地を抜いた感があるのがこの画像のアンプで、その真骨頂は前段管と出力管(ともに古典管)の見事なマッチングにあります。長年待った甲斐がありましたね。

オーディオはお金がモノをいうのはたしかですが、同時に「待てば海路の日和あり」で、忍耐と気長さも必要だというタイプの典型だと思っています。

とまあ、「のろけ話」はこのくらいにして、真打に比べて他の組み合わせとなると「余裕」というか「遊び」とも思えて、実に気楽なもんです(笑)。

そういう気持ちで、遊び半分に組み合わせたのがこの「変則3ウェイ」スタイルです。



以前にも似たような組み合わせを実行しましたが、今回はクロスオーヴァーを変えたりして心機一転を図りました。

一聴すると、「遊び半分」にしてはとてもいい音がする!(笑)

どうせ「1軍半」同士の組み合わせだと期待しなかった分、うれしい悲鳴です。どんな音楽ソースにも過不足なく対応してくれる感じ・・、これなら合格点の90点は十分いけますね。

二日間ほど「いいね、いいね」と「うわ言」みたいな「ハネムーン」が続きましたが、そのうちもっと欲が出てきて「ウッドホーン」の代わりに「TRIAXIM」(口径30cm:同軸3ウェイ)を載せたらどんな音が出てくるんだろう~。

善は急げとばかり、さっそく実行。



これまでと違うところは、フルレンジタイプの「TRIAXIOM」に低音域の負荷をかけないために1000ヘルツあたりで「ローカット」したこと、そして「075ツイーター」を超高音域で使用していることぐらいですかね。

その結果・・、1枚ベールを被ったようなぼんやりした音に聴こえて、さすがに調子に乗りすぎたかなという思いが一瞬脳裡をよぎりましたが、弦楽器の表現力にかけては別格で、艶といい、落ち着いたしっとり感といい、ハーモニーの醸成感といい「ウッドホーン」を軽く凌ぐ勢いで、どちらを選択するか実に迷ってしまいます・・、まあ長時間聴くのならこちらの方が耳が疲れないのはたしかです。

我が家ではクラシックを聴くのが主体なので、「球春到来にふさわしい音」としてしばらくこれで傾聴してみましょう。

結局、今回の実験を通じて「エース」と「4番バッター」が故障したときの代わりは何とかなりそうだね・・、大いに意を強くしましたぞ!(笑)



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