6月15日(土)早朝散策二日目。
この日も夜明けとともに起床、なんだか暗い。
窓のカーテンを開けるとどんよりした雲が垂れこめている、
よく見ると民家の屋根が濡れている。
雨だ、やったね!
このまる二日間で晴れ(6月にはない異常な暑さ)、曇の角館は体験してきたが、
雨はまた期待しても降るものじゃない、深緑の角館ならではの期待であった。
写真を考えるとこの日は太陽が出ていないので、時間はそれほど気にせずに済む。
なので妻と一緒に散策のため6時にホテルを出発した。
傘をさすほどの雨ではないが、昨晩から降っていたのであろう道や木々は適度に濡れている。
いいですねえ、このしっとりと濡れた枝垂れ桜と黒塀、とても情緒があります。
さっそく例のお屋敷に向かいました・・・、
もう少し降ってくれてもいいかなという感じでしたが、濡れた門の屋根や路面など雰囲気十分でした。
私のイメージとビシっと合致した写真がこちら、
Title:“非公開という名の開かれた美”
敷地の中から通りに向かって枝垂れ桜やモミジなどの木々が黒塀を覆い隠すがごとくせり出してくる迫力。
しっとり濡れた路面と雨を受けて少し光って見える門周りのの敷石と屋根、
門の四方形が切り取る空間がまるで庭石と植木の素敵な絵画のよう。
目視でもファインダー越しでもこの美しさは確認できる、素晴らしい景色です、今も脳裏に焼き付いている。
この朝はラッキーでした。
こちらはおとなりの滑川家、
前日の東から太陽の光あるときと比べてぜんぜん【画】が違います。
この日は「冠木門」と「秋田蕗」が主役になっておりました。
青柳家に行くと外から見ても雨のために武器蔵の白と黒がとてもコントラストが強くでて
蔵全体がクッキリと楽しめます。
門の前では昨日咲いたのを確認できたハコネウツギの花がもう道端にいくつも落ちている。
あの綺麗な咲き具合を見ているので、思わず「儚い」という感情がこみ上げてくる。
Title:“一日で散りしも、あまた命を増やす君”
でも見て下さい、花の数が何倍にもなっています。
散りながらもその数を増やして私達の目を楽しませてくれるありがたさ・・・。
緑がとても濃いです!
木々が雨を得て活き活きとしています!
雨の(角館)武家屋敷、心に滲みすぎです・・・。
こちらは石黒家の門、
やはり濡れた門の屋根や門先が微妙にきれいです、
木々の見え方が前日(曇)とぜんぜん違います。
この辺りで少し雨が降り始め、傘を差し出す人が出始める。
写真の題材もいきなり増え始めます・・・(笑)、
Title:緑のサムライに紅一点
春紅葉というのでしょうか・・・、もみじの先端だけ赤く色づいています。
こちらも同じような赤を発見。
とても愛くるしい新芽というか「若葉」のような・・・、新鮮な驚きというか発見です。
早朝の散策を終えようかというところで「極めつけ」まで発見です、
久しぶりの雨に朝から喜んでお出ましになった「蝸牛(かたつむり)」さん・・・。
ゆっくり遊んでくださいね・・・。
とても心が満たされた1時間の散策でした、
角館の朝は晴れても降っても、素敵な感動を与えてくれる時間なのでした。
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