今回の秋田旅行にてお世話になったGAZOOムラ“あきたTABIYORI”さん、
2つのプランを体験させていただきました。
「ブロガー後藤さんとまち歩き」そして今回紹介する「味噌たんぽづくり体験」です。
角館最終日6/15日(土)午前11:30からということで料亭稲穂さんへおじゃましました。
両プランともこちらの後藤さんのプランでしたが、これは偶然でした。
旅行近くになって角館のことをいろいろ調べていいたら、「角館紀行」の後藤さん=「料亭稲穂のご主人」後藤さんということがわかりました。
こういう運命みたいな(ご縁というか)出会いというのが実際あるのですね・・・。
時刻になったので稲穂へお伺いしたら、店先に後藤さんがいらっしゃいました。
少し暗いですが、奥に後藤さんの後ろ姿が見えます。
土曜日の書き入れ時でもあるのですが、私達以外に1グループのお客様がいらっしゃいましたが
店先には「本日はご予約のお客様に限らせていただきます」の看板が出ておりました。
先日の角館案内のお礼などを含めご挨拶をすると、さっそくお部屋に案内されました、
するといきなりエプロンを選ぶことから始まります。
地味目の「緑」を選んだ私に女将さんが「こういう時は普段着られない派手なものを着ましょう!」といって
選んでもらったのがこちら・・・、
“はずかしい~!”って言ったら、女将さん「それでいいんです」ときっぱり(笑)。
さあ、「味噌たんぽづくり体験」の始まりです、調理場へ移動して手をしっかり洗ってからスタートです、
まずはすり鉢にスリコギが出てきて、あきたこまち2合が入れられます。
出来立てのご飯を食べさせていただきましたが、これが旨い!私好みの炊き加減でもある。
見本を見せてもらってから二人で交互にご飯をすりつぶします、
ご飯粒が半分潰して半分残す「半殺し」という状態を目指します。
最近はすり鉢なども家庭は置いてない所も多いですよね、うちもそうなのですが・・・、
これ後半になるとスリコギに米がまとわりついてけっこう重くなるんです。
右上にお顔がすこし見えている素敵な秋田美人が「料亭稲穂」の女将さんです。
女将さんのOKが出ると、「棒っこ」の出番です、秋田杉でできた少し太めのお箸ぐらいの長さでしょうか、
手に水をつけながら棒に巻きつけていきます、こんな感じで出来上がり。
私のはちょっとまのびしたアイスクリームみたいになっておりますが、妻のは「さすが」というところ。
女将さんが見本を作るのですが、全然それには及びません・・・(笑)。
出来たものを両面焦げ目ができるくらいに焼きます、ちょっと時間がかかるのでその間「だまこ」を作ります。
だまこはちょうど月見だんごくらいの大きさに手で丸めて作り、やはり後で焼きを入れます。
出来上がってきた先ほどのきりたんぽへ今度は稲穂特製の「たまご味噌」を片面に塗ります。
これがまたコツが要るんですよね、パンにバターを塗るようにはいきません(笑)。
自分ではけっこう器用な方だと思うのですが、やはりこうした料理になると妻にはとてもかないません。
なんとか形になったかなという感じです・・・トホホ。
あとはさきほどのだまこと一緒にもう一度味噌が少し焦げ目がつくくらいに焼いて完成です。
この間、ご主人の後藤さんはずっと私のカメラで上のような写真をずっと撮っていただきました。
申し訳ないというか、とても恐縮しちゃいます、
ほかにスタッフのかたもけっこういらっしゃるのですが、私達二人のために女将さんとご主人が
それはもうつきっきりという状態でしたから・・・、でもほんとにとても楽しかったですよ!
さあお座敷に戻って、いよいよ作品をいただきます、それもこんなに素敵なお部屋でです!!
年配の方にもゆったりしてもらえるようにと、畳にテーブルが置かれたお部屋です。
庭の素敵な景色を眺めながらいただけます、とてもリラックスできるそして品のあるお部屋でした。
出来てきましたよ、私達の作品がど~ンと中央に置かれて。
おしながきには後藤さんが撮ったばかりの写真と私たちの名前がきっちり入っております、
そして手前の敷紙には稲穂のキャッチフレーズとともにあの後藤さんお気に入りの「ポスト」の写真が!
素敵な演出ですね、女将さんからテーブルの食材の説明を聞いてからさっそくいただきました。
ミズやワラビ、そして秋田名物「じゅんさい」にいぶりがっこなど、
山菜が採れはじめる時期でどれもとても美味しかったですねえ。
続いてはやはり棒っ子に作った人の名前のついた味噌たんぽをいただく、
美味しいです!田沢湖でいただいた「元祖みそたんぽ」も美味しかったが、
自分で作ったものはいっそう美味しいですね、そして味噌がとてもいい味を出しております。
たまごが入っているとおっしゃっていましたが、たしかにマイルドな美味しさです。
続いては「八杯(はちへい)豆腐」、
トロッとした口当たりと、何でしょうかこの美味しい出汁は。
名前の由来が美味しくて八杯食べられるところからというが、美味しくてスルスル喉を通って行きます。
美味しい天ぷらも出て来ました、これバッケ(フキノトウ)だけ乗ってますが、
この他に珍しいきりたんぽやいぶりがっこの天ぷらなどもあり、大変美味しくいただきました。
私は女将さんの作った味噌たんぽもいただきましたのでけっこうお腹が膨れてきましたね(笑)、
そこに一緒に作っただまこを入れた「だまこ汁」が出てまいりました。
この器がまた一際素敵でした、樺細工です。
普段使いにしてこそ伝統工芸も生きてくるという感じでしょうか、醤油ベースの出汁で
味噌たんぽとまた違った美味しい食べ方で楽しめました。
もうお腹いっぱいです(笑)。
料亭稲穂の素敵なお部屋で至れり尽くせりで、季節の旬をいただきながら素敵な昼食となりました。
ほぼ1時間半「楽しく、美味しく」とても素敵な「あきたTABIYORIさん企画」のプランでした。
帰りにおみやげに「棒っこ」「特製味噌」そして樺細工「八柳」さんとのコラボ「リップ・ミラー」など
いろいろ買い求めて来ました。
後藤さんとの写真がなかったので、最後に記念写真を撮っていただきました。
稲穂の玄関あがったところです、後藤さんといい女将さんといいお心遣い、お気遣いをたくさんいただき
とても楽しい時間を過ごすことができました、ありがとうございました。
皆さんも角館へ行く機会がありましたら、ぜひ体験してみて下さい。
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