讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

目覚まし時計「BATTLE_4RA445」シチズンの修理

2023-11-16 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 かれこれ20年以上経つというシチズンの目覚まし時計が、動かなくなった。文字盤にはBATTLEという文字があるが、目覚ましをセットすると前面の大きなベルがけたたましく鳴動し、まるでBATTLEをしているように起きられるということだろう。(知らんけど)

 メーカー修理は不可と思いますが、もし可能だったとしても金額を考えたら、廃棄・新品購入が妥当と思います。しかし一流メーカーの時計なので、なんとか復活できないかと修理を試みました。

 とりあえずばらします。内部の構成は、ムーブメントとベル及び鳴動装置という、いたってシンプルな構造です。


【考察】
①電池ボックスの一つが固定されていない。
 ⇒木ねじの受け部分のプラスチックが経年劣化により破損している。
②長年の埃が内部に滞留している。
 ⇒一応密閉されているにもかかわらず、こんなに埃が入るのかと驚いた。故障には直接関係ないと思われるが、掃除してきれいにした。
③単二電池が2本入れるようになっている。電池は同じ方向にセットするので、もちがいいように並列接続になっているのかと思ったら、直列接続だった。(修理には関係ない)
④ムーブメントに電圧がかかっていない。
 ⇒電源系統の断線だろう。

【修理】
①片方の電池ボックスの線が外れている。(なんだ簡単だったな)


②ビニール被覆線の劣化が進んでおり、半田が全く乗らない。四苦八苦しているうちに、ムーブメントの元から切れてしまった。
 しかたないので、ムーブメントを固定しているねじを外して、少し浮かして直接半田付けすることにした。(ムーブメントを動かしたのが失敗)

③手持ちのビニール被覆線で配線完了。


④この時、針部分に負荷がかかり、針が空回りするようになった。オーマイガー! 傷口が広がったじゃないか。

➄配線をやり直した結果、一応ムーブメントは動作するようになった。しかしながら針がぶらぶらだ。(時計として機能しないな)

⑥構造を調べた結果、前面の透明保護カバーを取るしかないとの結論に達したが、容易に取れるようにはなっていない。たぶん、はまっているだけとは思うが、一度はめたら簡単に取れないようになっている。(修理は考慮されていないのだろう)

⑦直らなければ廃棄なので、小型のマイナスドライバーで無理やり力を加えてこじ開けました。右下(4時の方向)の一部が欠けてますが、ここから力を加えました。針はセットするだけで直りました。目覚まし用の針は、目的の時間で動作するように調整します。


⑧最終動作を確認した後で、保護カバーを取り付けて(はめるだけ)欠けた部分はプラモ用セメダインで補修しました。多少傷は残りましたが、廃棄するよりはいいでしょう。


⑨電池ボックスが固定されない不具合については、グルーガンで固定しました。
 これで電池が動くことはないのですが、構造上電池上部が反り返るようになっています。(当初からこういう状態です)なにが問題かというと、重い単二電池が不安定にセットされているので、少し乱暴に時計を動かしたりベル鳴動OFFボタンをたたくと、電池がずれて時計が停止することがあります。一応背部のカバーはあるのですが、知らずに止まっていることがあるので、あまり良い設計ではないように思います。


 配線用のビニール被覆線は、全体的に経年劣化によって傷んでいるので、いつまでもつかは分かりませんが、まだまだ働いてもらいましょう。構造が簡単なので、断線くらいだったら修理可能です。

コメント
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