讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

絵馬「熊野神社」福岡県古賀市

2023-11-28 20:00:00 | 旅行
 こないだ、JR九州ウォーキングで鹿児島本線の古賀駅に行ったのである。(2023年3月に訪問)JR九州は、ダイヤ改正で列車の本数が減ったり編成車両を減らしたりして混雑が激しくなっている時間帯があるので、一部の座席を撤去したりしている。そのため、ゆっくり座っていくというのは無理と考えて乗るようにしている。九州という地方の路線を維持するためには、極端なコストカットが必要なのだろうが、なかなか利用する側としては厳しいものがある。その日(日曜日)朝の時間帯で快速は6両編成、対面シート式の座席だがドア付近のシートは撤去されているので、当然座ることはできず立ったまま古賀駅へと向かいました。


 JRは時間が読みやすいし、本数もそこそこあるので便利ではあるのだが、福岡⇔小倉とかの大都市間は高速バスも就航していているので、目的地によっては必ず座っていけるバスの方がいいかなと思う今日この頃です。

 ウォーキングコース途中に「熊野神社」があります。


 この250段の石段を登った先に本殿があります。(ウォーキングでは、自信の体調次第で行っても行かなくても良い)せっかくなので、行ってみましょう。ひーひー言いながら登りました。(いつもは言ってないれどと言うのだが、今回はたまに言った)


 本殿に到着です。中でボランティアさんが説明してくれているようなので、入ってみます。なんでも通常は開けていないのですが、ウォーキングに合わせて特別に開けてもらったそうです。


 年代物の、立派な絵馬が多く奉納されています。(許可を得て撮影してます)

 牛若丸(源義経の幼名)が描かれていて、明治27年(1894年)奉納と書かれています。(そこそこ古い)


 これは神功皇后伝絵で、文政4年(1821年)奉納とあります。さすがに古いので、痛みが進んでいるのは仕方ありませんが貴重な絵馬です。


 これは今にも動き出しそうな黒馬です。繋馬図で、明和3年(1766年)奉納です。(めっちゃ古いけど、痛みは少ないですね)黒馬は雨乞いの祈願と言われて奉納されたといわれてますが、夜な夜な抜け出して田畑を荒らして困ったらしいです。


 以下、多少脚色しています。

「日照りが続くと農作物が取れないから黒馬様を祭ったのだが、夜ごと田畑を荒らされたら本末転倒だな」
「しかし、雨も降らしてもらわんと困るし」
「なにかいい手はないものかのお」

「そうだ、馬が勝手に暴れないようにしたらええんちゃうか」
「どやって?」
「そりゃ、縛ればええ」

 ということで後日、手綱を書き足して馬を繋ぎとめたという言い伝えがあるそうな。絵をよく見ると、馬の首の所から左右斜め下方向に白い線(綱と思われる)が描かれています。(ちょうど、三角形の二辺に見えます)

「これで、夜な夜な暴れなくなって良かったのお」

 という話があったとか、無かったとか。

 福岡県古賀市筵内1575 通常は堂内に入れません。
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【勝手な解釈】
 たぶん夜な夜な田畑を荒らしていたのは、地元の村人だったのだろう。(または近隣の村人が盗みに来た)最初は黒馬のせいにしたが、手綱を描いても盗難は無くならなかったので不審に思って見張っていたら盗賊を発見した。ここで会ったら百年目じゃあとばかりに、袋叩きにして田畑を守ったのだろう。

「黒馬の手綱どうする?」
「もう描いてしまったから、消すのもなあ」
「黒馬のせいにするか」
「そうだな」

 みたいな
コメント
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