肺破損で酸素供給生活の後遺症
2024年6月2日
コロナウイルスが感染症法第5類に移行し、油断していたら、感染し、重度の急性肺炎(後で判明)になりました。ある晩、身動きが取れなくなり、もがいていても、もがいても手足が全く動かない。そのうち朝になり、救急車の出動を要請しました。
5月19日(日)の未明から早朝にかけ、ベッドから何度も立とうとしてあきらめ、うとうととし、 . . . 本文を読む
大谷選手、能登震災、那須町殺人の3点セット
2024年5月12日
NHK「ニュース7」(夜7時定時)は毎晩、ほとんど見ています。11日は「能登半島震災、那須町の夫婦殺害事件、大谷選手の活躍」に加え、北朝鮮による日本人拉致問題を巡る国民集会が主なニュースでした。
最初の「3点セット」は、多くの視聴者は「またそのニュースか」と、うんざりしているでしょう。拉致事件も被害者 . . . 本文を読む
工夫する新聞は増える
2024年5月5日
5月5日の「こどもの日」の大きなニュースは、子ども(15歳未満)の推計人口が1401万人(総務省推計)だったことです。前年より33万人減り、43年連続の減少です。
12-14歳は317万人に対し、0-2歳はコロナ危機の影響で結婚、出産が減ったこともあって235万人と、大幅な減り方です。今後も子どもの人口がさらに減り、日本全体 . . . 本文を読む
政治空白と円売りの連動を懸念
2024年4月29日
衆院3補選で立憲民主党が3勝、与党の自民党が3敗しました。「岸田首相の政権運営に打撃」、「自民1党優位体制に崩壊の予兆」、「岸田首相では次期衆院選を戦えない」との声が強まっています。日本の政治は長い空白期に入ると思います。
立憲民主党と含む野党に、「厳しさの増す国際環境の中で、日本をどうしていくのか」という統一さ . . . 本文を読む
「新しい資本主義」は空念仏
2024年4月25日
円安が止まらず25日、1㌦=155円台後半にまで下落、株価も3万8000円割れの大幅安になりました。日銀が25、26日の金融政策会合で0・25%程度、緊急に金利を引き上げ、財務省が為替介入(円買い・ドル売り)すれば、一時的に円安は止まるとしても、その効果は限定的でしょう。
あまりにも長期にわたる金融緩和・財政拡充策の . . . 本文を読む
「断固たる措置」は口先だけ
2024年4月19日
円安が進むたびに、財務省は「行き過ぎた投機的動きには断固たる措置をとる」と強調してきました。財務省所管の為替介入というげんこつ(断固たる措置)を振り上げたものの振り下ろさないのです。
政府がけん制する「投機的動き」を誘っているのは、日本の超低金利です。日本で資金を調達して海外など運用すれば、儲けることはたやすい。自国 . . . 本文を読む
情報もなく思い込みを垂れ流し
2024年4月13日
米メジャー・リーグで活躍するスーパースター、大谷選手の通訳を巡る事件で、米連邦捜査局は12日、水原一平を銀行詐欺容疑で訴追しました。連邦検事は「大谷氏は被害者とみなされる」と明言、私はほっとしました。
3月末に事件が明るみになって以来、思い込み、伝聞、想像などに基づく情報、発言、コメントが飛び交いました。米国での事 . . . 本文を読む
学生が読まない、見ない
2024年4月9日
学生の就職人気ランキングの文系総合で、家具・インテリアのニトリが昨年に続き第1位を維持しました。日経新聞と就職情報大手・マイナビが来年3月卒予定の大学生を対象にした調査の結果(3・9万人回答)です。
メガバンク、大手商社、著名メーカーを抑えて、北海道発のニトリがトップに2年連続で躍り出たことは驚きです。国内690店舗、海 . . . 本文を読む
解散・総選挙は遠のく
24年4月5日
自民党は派閥の裏金事件を巡り、安倍派、二階派の計39人の処分を決めました。新聞各紙をみると、表現にかなりの違いがあり、新聞社のスタンスが反映されています。朝日は「自民裏金」、毎日は「裏金事件」と表現したのに対し、読売は「不記載」としています。
読売は関連記事でも「自民党派閥の政治資金規正法違反事件」という表記です。意図して「裏金 . . . 本文を読む
安倍派追放の屈辱で居直り
2024年4月1日
毎年4月1日は嘘をついていい「4月馬鹿」の日です。新聞をみていたら、やはりそれらしきニュースが見つかりました。「政治資金問題を巡る安倍派幹部の離党処分などを不満として、旧安倍派の最大100人が自民党を離脱し、新党を結成する」というのです。
安倍元首相が死去し、後継の会長が決まらないうちに、政治資金の裏金疑惑が発覚し、安倍 . . . 本文を読む
市場は疑心暗鬼の状態がよい
2024年3月28日
日銀が異次元金融緩和の枠組みを転換したのを、あざ笑うかのように円相場は27日、1㌦=152円目前まで下落(28日は寄り付き151円30銭)し、34年ぶりの円安水準を記録しました。
鈴木財務相は「行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除せずに断固たる措置をとる」と発言し、政府関係者も「投機的な動きがある」と指摘しています。 . . . 本文を読む
時代の流れを取り込みたい
23年3月24日
連日のように能登大震災、政治資金の裏金疑惑の報道が溢れている中で、先日、「皇族数確保の具体策を検討/自民懇談会」という地味な扱いのニュースを見つけました。
とくに適齢期の秋篠宮佳子様が結婚するようなことがあれば、若い皇族は秋篠宮悠仁様くらいしかおられなくなります。両陛下の長女愛子様も大学を卒業され、いつかご結婚される。
. . . 本文を読む
たどり着いたのは出口の入り口
2024年3月20日
日銀は、2013年から始めた大規模金融緩和政策の骨格を修正しました。植田総裁は「大規模な金融緩和は役割を果たした」としつつ、「緩和的な環境は維持する」と、矛盾するような発言をしました。
アベノミクス、黒田・前総裁の金融政策の遺産があまりにも大きく、一気に正常化できない。そう言いたかったのです。「自分がやる金融政策は . . . 本文を読む
政治権力批判に及び腰の日本
2024年3月17日
米ハリウッドで10日に行われたアカデミー賞受賞式で、著名な司会者のキンメル氏がトランプ前大統領を痛烈に皮肉る一撃を放ちました。「そこまで言っていいんかい」「そこまで言うのが米国メディアか」と思いました。
同時に、米国の政治、社会環境、メディア環境は日本と大きく違い、比較は難しいにしても、「日本のメディアは政治権力に対 . . . 本文を読む
政治リスクの懸念を軽視
2024年3月15日
日本鉄鋼メーカー、日鉄による米国のシンボルともいえるUSスチールの買収は案の定、トランプ、バイデン両氏の反対で暗礁に乗り上げました。日鉄の経営陣が政治問題化のリスクを甘くみた結果でしょう。
日鉄が2兆円という巨費を投入するというので驚きました。今の流れからすると、すでに政治問題化しており、買収が成功するか否か、大統領選の影響を . . . 本文を読む