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文書公表で眞子様と小室氏は結婚へと進む

2021年04月09日 | 社会

国民はそっと見守ろう

2021年4月9日

 週刊誌などにさんざん叩かれながら、小室圭さんはくじけませんでした。28枚の長い文書を公表し、金銭トラブルの報道に対し詳細な説明をし、かつ眞子さんとの結婚の意思は不変との気持ちを明らかにしました。

 

 お二人は今秋にも結婚(入籍)に向かうでしょう。西村宮内庁長官が「非常に丁寧に書かれている。小室さんの理解者になった」と、明瞭に語りました。皇族側のお考えを代弁しての発言だと思います。

 

 課題に浮上している「女性宮家の創設」との絡みで、宮内庁は眞子様の結婚問題に区切りをつけたいと考えたと想像します。この問題がいつまでも尾を引いているようだと、女性宮家の議論を進めにくい。

 

 結婚問題が収まっていたほうが、雑音を排除して「女性宮家の創設」を静かに議論し、結論を出しやすい。法改正が必要になった場合、2人の結婚後になり、恐らく眞子様はすでに私人で、皇籍に戻らない。

 

 宮内庁長官が今回の文書を高く評価したのは、結婚問題を早く収束させておきたいと望んだためではないかと、想像します。

 

 秋篠宮が昨年11月、誕生日に当たっての記者会見で「結婚を認めるということです。憲法に結婚は両性に合意のみに基づくと明記している。親としてそれを尊重する」と、語りました。

 

 これが伏線になって、西村長官の「小室さんの理解者になる」との発言が引き出され、結婚への道筋が固まったと思います。

 

 秋篠宮は「今までの経緯を含めてきちんと話をすることは大事だ」と、条件をつけていました。今回の28枚の文書はそれへの答えでしょう。

 

 新年の歌会始めの儀で、眞子様が「烏瓜その実は冴ゆる朱の色に染まりてゆけり深まる秋に」との作品をお出しになりました。お二人の相愛の気持ちが歌に込められていると、受け取った人は多いでしょう。

 

 結婚で眞子様は皇籍を離れ、私人となります。「両性合意」という憲法の規定に沿う必要があり、お二人の気持ちを尊重することは当然です。

 

 週刊誌の報道や保守派からの批判は続くでしょう。金銭スキャンダル、母親の交友関係、安定的な皇位継承、女性宮家創設、旧宮家の男系男子の復帰など、さまざまな視点から問題提起があるでしょう。

 

 もしお二人の結婚が実現せず、悲恋物語に終わるようなことがあったとしたら、国際的な批判も起きかねません。この結婚を批判する人たちは、こうした視野を持つことが必要です。

 

 旧宮家の皇籍復帰は論外です。敗戦後に廃止された宮家の復活は時代錯誤で、国民の支持えられまい。もっとも旧宮家の男系男子と現在の女性皇族が自由な出会いを通じて、縁が生まれることはありえます。

 

 「皇室と旧宮家などが親睦会で交流している」との指摘を読んだこともあります。旧宮家側に適格者がおられるなら、そうした流れを後押しする努力をしてみればいいのです。

 

 お二人の成婚の時期が気になります。政府の有識者会議(男女3人づつ)がこのままでは皇室が先細りするとの危機感から、議論を始めています。「女性宮家の創設」が提言され、法改正へと進めば、眞子様をどう処遇するかです。その時には私人ですから、皇籍に戻ることはない。

 

 男女平等の国際比較(世界経済フォーラム)では、156か国中、日本は120位です。世論調査でも女系天皇、女性天皇の容認支持は80%という高さです。女性宮家の創設も70%の支持を集めています。

 

 旧宮家の皇籍復帰よりも、女性宮家の創設のほうがよほど時代の流れに乗っています。保守派の人たちも、日本の皇室伝統(男系男子)にこだわらず、新しい皇室像を考えるべき時期が来たと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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