今日は火曜日とは別の小学校の放課後子ども教室の日でした。日差しがあったので日中は暖かでしたが、それでも吹く風は晩秋の冷たさをはらんでいました。
さて、その通勤の途上にみかん畑があるのですが、ふと見てみると

枝にたわわに実をつけていました。この辺りで栽培されているのはいわゆる温州みかんで、この時期のみかんは早生みかんです。
実は小田原でのみかん栽培の歴史は長く、江戸時代にはすでに栽培が始まっていました。小田原の温暖な気候と水はけのよい火山灰土壌が栽培に適していて、小田原が温州みかん栽培の北限ともいわれています。
明治時代に鉄道が開通したことをきっかけにしてみかんは本格的に商品化され、順調に収穫量・販売量を増やしていきました。しかし、1971(昭和46)年のグレープフルーツの輸入自由化や翌年の豊作による生産過剰などからみかんの価格は大暴落してしまい、小田原みかんの収穫量もこれを機に減少へと向かっていってしまいました。
更に、昨今の消費者の糖度至上主義の中で甘さと酸味のバランスが特徴の温州みかんは今ひとつ人気が低く、各農家は苦戦を強いられているようです。それでも小田原の温州みかんは神奈川県内では収穫量第1位で、年間約2万トンを出荷しています。
昭和の人間だからなのか、私は個人的に甘いばっかりのみかんにあまり魅力を感じません。むしろ
「みかんはある程度ちゃんと酸っぱくもあってほしい」
と思うタイプなので、そうした意味で温州みかんが性に合っている私としては小田原みかんはかなり魅力的です。
こうして黄色いみかんがなっているところを見ると、季節が着実に冬に近づいていることを実感します。もう少し季節が進んで買い求めやすくなる頃に、我が家でも買ってみようと思います。
学校からの帰り道、ふと見上げると

雪を戴いた富士の高嶺が夕空に聳えていました。明日もいい天気になりそうです。