今日も爽やかな秋晴れの日となりました。通勤の小田急線の中からは
快晴の空に映える富士山が聳えているのも見ることができました。
小田原駅を出て、登校する前にいつも参拝している辨天様に御挨拶に参じました。すると
玉垣の間からニャンコが顔を出していました。
鼻をクンクンさせながら何かを探している様子で、
あちこち眺め回していましたが、
カラスの声に驚いて上空を見つめたままフリーズしていました(汗)。私もあまりの声の大きさにビックリしたくらいでしたから、ニャンコにしてみたらさぞかし大声だったことでしょう。
今日も小学校では運動会の練習が行われました。来週土曜日が本番なのですが、学年によっては振り付けが上手くいっていないようで、先生方からは焦りの表情が見て取れました。
そんな若干ピリついた空気感の中で、一人の男の子が
「先生、これあげる!」
といって何かを手渡してくれました。何だろうと思ったら、
校庭で拾ったドングリの実でした。
何でしょう、たったこれだけのことなのに、何だかものすごくジ〜ンときてしまいました。あまつさえちょっと泣きそうになったのは内緒です(汗)が、最近とみに涙腺が緩くて困ります。
そんなドングリを見ていたら、《小さな木の実》という歌が脳裏に浮かびました。
《小さな木の実》は1971年にNHKの『みんなのうた』で発表された曲で、メロディは《カルメン》などを作曲したジョルジュ・ビゼーの歌劇《美しきパースの娘》の中で歌われるセレナードを基にしています。現在では音楽の教科書にも載っていますから、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
そんなわけで、今日はその《小さな木の実》をお聴きいただきたいと思います。発表から50年以上経った現在でも愛されている、美しくも哀しいメロディをお楽しみください。