共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

小田原ちょうちん光アートフェア

2021年12月10日 18時40分15秒 | 日記
今日も小学校支援級では様々な事件が勃発しました。

基本的に全員が「自分だけを見ていてほしい」子どもたちばかりなので、誰がの勉強を見ていると必ずと言っていいほど他の子の邪魔が入ります。そして邪魔が入った子はそれが気に入らずに、茶々を入れてきた子との小競り合いが始まるのです。

そういう時には原則どちらの味方もしないことになっていますが、私の場合は

「今は〇〇ちゃんの勉強見てるんだから、貴方は後。」

と茶々入れしてきた方を退けています。それでも始めのうちは食い下がってきていた子どもたちも、月日を重ねる毎に

『コイツは、見ないとなったらテコでも見ないヤツなんだ…。』

という認識が出来上がってきたようで、最近は他の先生方の前では相変わらずですが、少なくとも私の前では自分本位な我儘を言うことは格段に減りました。

そんな小学校勤務を終えてから、今日は帰宅する前に小田原城址公園に寄り道していきました。



昨日すす払いを終えたばかりの天守閣は心なしかいつもよりちょっと白さが増したように見えて、黄昏の空に堂々とそびえ立っていました。

ところで現在、天守閣のある本丸広場では《小田原ちょうちん光アートフェア》なる催しが行われています。

小田原の特産品のひとつと言えば、童謡『お猿のかごや』にも登場する小田原提灯です。JR東海道線改札口の上に



巨大な小田原提灯が提げられていることからも、正にこれが小田原を代表する特産物であるということがお分かりいただけるかと思います。

本丸広場には



小田原市内の各小学校の6年生が授業時に製作した小田原提灯が飾られていて、辺りを幻想的に照らし出しています。



例年であればこれらの提灯はお堀端通りにズラリと並べて展示され、お堀の水面に反射する提灯の光が美しい光景を作り出していました。しかし、決して広いとは言えないお堀端通りに人が密になってしまうのは時節柄よろしくない…ということで、昨年に引き続き今年も広い空間が望める本丸広場での開催となりました。

天守閣をのぞむ本丸広場には



子どもたちが思い思いの絵を描いた小田原提灯が飾られ、行き交う人たちは冬の夕暮れに浮かび上がる提灯の様子を写真に収めていました。

この《小田原ちょうちん光アートフェア》は今月26日まで、小田原城址公園の本丸広場で開催されています。16時から20時までは天守閣のライトアップと共に明かりが灯されますので、小田原にお越しの際にはこの幻想的な光景を是非御覧になってみてください。


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