今日は、今年度最後の小学校勤務となりました。
今日は授業はほとんど行われず、実質教室の大掃除と、新一年生を迎えるための飾り付けが行なわれました。私も子どもたちと一緒になって、今まで使っていたロッカーや机を拭いたり、教室の壁に飾り付けをしたりしていました。
それでも、6年生のいなくなった小学校というのはものすごく静かです。その静かさが言いようのない寂しさを感じさせて、またグッときそうになります。
子どもたちを送り出してから帰りがけに6年生の教室の前を通りかかったのですが、誰も来ることのない教室というものは哀しいものです。つい一週間前まで、ここには6年生たちの楽しげな声が響いていたというのに…。
そんな空っぽの教室を眺めていたら、いつの間にか頭の中にシューベルトの《即興曲 変ト長調 作品90-3》のメロディが流れてきました。どうしてこの曲なのか自分でも分かりませんが、気づくと頭の中で無限にループしてしまっていたのです。
巣立っていった子たちのことをいつまでも思い返していても仕方ないのですが、この言いようのない喪失感を、学校が春休みの間になんとかしないといけません。この二週間のうちに、なんとか気持ちを切り替えようと思います。
今日は、頭の中でループしてしまったシューベルトの《即興曲 変ト長調 作品90-3》をお聴きいただきたいと思います。アルフレード・ブレンデルのピアノで、どこまでも切ないシューベルトのピアノ作品をお楽しみください。