共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

イライラさせないで!(-"-;)

2024年11月12日 17時35分58秒 | 音楽
今日、ものすごくイライラさせられることがありました。高学年の音楽の時間に《君をのせて》をとりあげたのですが、担当の先生が何度やっても

「1、2、3、ハイッ!」

とタクトをとっていたのです。

《君をのせて》の冒頭は



このようになっていて、『あの地平線〜♪』はアウフタクト、つまり弱起でスタートしています。なので、タクトを振る時には

「1、2、3、あの地平線〜♪」

若しくは

「1、2、ハイッ、あの地平線〜♪」

とすべきなのですが、その先生はずーっと

「1、2、3、ハイッ、あの地平線〜♪」

を貫き通したので、子どもたちが妙ちきりんな5拍子につんのめってしまうのです。

私はあくまでも支援級の子たちの学習支援に入っている身なので、授業内容にあれこれ口を出す権限はありません。それでも

「…ダァァッ!」


と叫び出さなかった私を、誰かに褒めてもらいたいくらいです(涙)。

本当に、日本の音楽教育は酷過ぎます。あれでは、音楽嫌いを大量生産しているようなものです。

昭和時代の小学校の先生方は、間借りなりにもピアノが弾けていました。令和では弾ける先生と弾けない先生がハッキリと分かれていて、弾けない先生に当たってしまった子どもたちは、言葉を選ばずに言わせてもらえば不幸です。

こういう事象に出会う度に、文部科学省に火をつけて燃やしてやろうかと本気で思わされます。さもなくば、今一度音楽教育に関する認識を改めてほしいものです。

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