今日、ものすごくイライラさせられることがありました。高学年の音楽の時間に《君をのせて》をとりあげたのですが、担当の先生が何度やっても
「1、2、3、ハイッ!」
とタクトをとっていたのです。
《君をのせて》の冒頭は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/e7/7c3066c649f3585a52de7cf2f444893d.jpg?1731394157)
このようになっていて、『あの地平線〜♪』はアウフタクト、つまり弱起でスタートしています。なので、タクトを振る時には
「1、2、3、あの地平線〜♪」
若しくは
「1、2、ハイッ、あの地平線〜♪」
とすべきなのですが、その先生はずーっと
「1、2、3、ハイッ、あの地平線〜♪」
を貫き通したので、子どもたちが妙ちきりんな5拍子につんのめってしまうのです。
私はあくまでも支援級の子たちの学習支援に入っている身なので、授業内容にあれこれ口を出す権限はありません。それでも
「…ダァァッ!」
と叫び出さなかった私を、誰かに褒めてもらいたいくらいです(涙)。
本当に、日本の音楽教育は酷過ぎます。あれでは、音楽嫌いを大量生産しているようなものです。
昭和時代の小学校の先生方は、間借りなりにもピアノが弾けていました。令和では弾ける先生と弾けない先生がハッキリと分かれていて、弾けない先生に当たってしまった子どもたちは、言葉を選ばずに言わせてもらえば不幸です。
こういう事象に出会う度に、文部科学省に火をつけて燃やしてやろうかと本気で思わされます。さもなくば、今一度音楽教育に関する認識を改めてほしいものです。