共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

そうだ、聖火観よう♪

2021年08月05日 21時30分55秒 | 日記
今日は木曜日。いつものように支度をして家を出てたまプラーザに向かおう…としていた途中で  

『あ、そうだ。たまプラの教室は先週が最後たったっけ…。』

そう、先週最後の生徒さんが音楽教室のクソ社長の所業に憤慨して退会してしまったので、もう木曜日にたまプラーザに出勤する必要がないのです。しかし、四半世紀続けてきた習慣というものは恐ろしいもので、小田急線に乗り込むまで何の疑いも無く出勤しようとしていたのです。

我ながら自身のアンポンタンさに呆れてしまったのですが、だからといってそのままスゴスゴと帰るのも何だか勿体ない気にもなっていました。その時、ふと脳裏に

『そうだ、聖火観に行こう!』

という思いが閃いてので、そのまま小田急線に乗ることにしました。

先月の東京五輪開会式で



大坂なおみ選手が最終聖火ランナーを務めて見事添加した聖火は、現在国立競技場とお台場の『夢の大橋』の2箇所で燃え続けています。で、オリンピックの聖火を生で観る機会など今後の人生では絶対に無いだろうということで、観に行ってみようと思い立ちました。

先ず小田急線の急行で一駅隣の海老名まで行き、そこで相鉄線に乗り換えて



JR線直通新宿行きの特急に乗り込みました。新宿までは小田急線一本で行ける身としてはまず乗ることはないだろうと思っていた相鉄線新宿行きに、まさかこんなかたちで乗車することになるとは思いもよりませんでした(汗)。

海老名で座ってから乗り換え不要で一気に大崎駅まで進み、そこで新木場行きのりんかい線に乗り換えて東京テレポート駅まで向かいました。そして地上に出ると目の前にヴィーナスフォートが登場し、その隣には



パレットタウンの大観覧車が見えてきます。そこから続く緩やかな勾配を登っていくと、やがて夢の大橋が姿を表します。

平日の夕方ということもあって、人影はかなり疎らでした。しかし、更に進んでいくと何やら拡声器で話している声が聞こえてきて、その先には



お目当ての聖火台が見えてきました。

新型コロナウィルス感染拡大防止策としてかなり手前にパーティーションが設けられ、あまり近づけないようにしっかりガードされている向こうに、



国立競技場のものと同じ蓮の花のようなデザインの聖火台に灯された聖火が赤々と燃えていました。

到着したのはちょうど夕暮れ時で、太陽が西の空に沈んでいこうとしている時でした。なので



スマホのカメラで狙うにはちょっと周りが明るくて、肝心の炎がなかなか綺麗に写りません。しかも折からの海風に炎が煽られて安定しないので殆どの写真で炎がブレてしまい、これという決定的な写真が撮れずにいました。

しかも、『三脚・一脚を使用しての撮影はお止めください』と注意書きが書いてあるにもかかわらず、あちらこちらで



主に一脚を立てて撮影しているダメな大人がいたので、なかなかいいアングルの場所に行けなかったりもして大変でした。

他にも、集まったりハイタッチしたりするなと何度もボランティアの方々が注意喚起しているのに、全く意に介さず肩を組んで自撮りしたりマスクもしないでキャアキャア騒がしくしている集団があり、警察官に怒られるという場面もありました。どうやら彼らは話している言葉から日本人ではなく主にC国やK国の方が殆どだったようで、周囲からかなり白い目で見られていたのも印象的でした。

脳天が焦げそうな猛暑の中で何とか頑張ってスマホカメラで撮影してみたのですが、夕映えの明るい陽光の中ではなかなか炎が綺麗に写りません。なので、ちょっと離れたところで待機して日が落ちるのをひたすら待つ作戦に打って出ました(大袈裟な…)。

そしてようやく日が落ちたのを見計らって再び聖火台の近くまで行ってみると



黄昏時の薄暗がりの中で橋の照明とイルミネーションが点灯したパレットタウンの大観覧車を背負って赤々と燃え盛る聖火をとらえることができました。いやぁ、1時間ちょっとひたすら待った甲斐がありました(汗)。

後ろの大観覧車のイルミネーションは刻々と色やパターンが変わっていくので、何枚も撮った中には



こんな緑色の感じや



こんな紫色の感じの写真も収めることができました。帰り際には最初に撮影した東京テレポート駅側からもう一度撮影してみましたが、



これはこれでなかなかいい感じの写真が撮れたのではないかと思います。

因みに、この聖火を灯すのに使われているのは水素なのだそうで、燃焼後は水になって蒸散しCO2を排出しません。これも、昨今提唱されているSDG'sの観点に適ったものと言えるでしょう。

一部の人たちからディスりにディスられた東京五輪も、気づけばあと3日の会期を残すのみとなりました。新型コロナウィルスに振り回され何もかもがイレギュラー尽くしでしたが、そんな中でも様々な熱戦が繰り広げられ、アスリートたちが様々な人間模様を見せてくれました。

そうした様子を静かに見守り続けてきたオリンピック聖火は、日曜日の閉会式までこの場所で24時間灯され続けています。その後一度消灯されてからパラリンピックの開催期間中にもう一度点火されるということですので、閉会式までに行けそうにない方はその頃に行ってみるのもいいかも知れません。


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