今日は冷たい雨のそぼ降る、生憎のお天気となりました。
御覧下さい、この王道っぷり。醤油味の澄んだスープの中にチャーシュー、玉子、メンマ、ナルト、ネギ、そして程よい太さの縮れた中華麺…もう『これでもか!』というくらいの昭和感的潔さをもって見る者に迫ってくるのです。
たまプラーザの教室を終えたところですっかり空腹になってしまったので、今日は久しぶりにたまプラーザのイトーヨーカドーの中にある
フードコート《ポッポ》で夕食を摂ることにしました。ここのお目当てと言えば、何と言っても醤油ラーメンです。
御覧下さい、この王道っぷり。醤油味の澄んだスープの中にチャーシュー、玉子、メンマ、ナルト、ネギ、そして程よい太さの縮れた中華麺…もう『これでもか!』というくらいの昭和感的潔さをもって見る者に迫ってくるのです。
ともすれば昨今は、やれ家系だ、やれ豚骨醤油だとパヤパヤしたラーメンが幅を利かせていますが、昭和の人間の私からしたら
「うるせえ!」
ってなモンです。もう、『ラーメン』っちゃあコレでしょう。むしろ『ラーメン』と言うより『中華そば』、私の祖父の言い方だと『支那そば』といった様相を呈しております。
心して面をすすれば、何の変哲も無い醤油味が口の中を駆け巡ります。この『何の変哲も無い』ことが、実はとても大切なのではないかと思うのです。この見た目から一切の期待を裏切らない想像した通りの醤油の風味、硬めだ柔らかめだと客に仕上がりを委ねない『この弾力と食感』の麺、いい意味で安っぽく味わい深いメンマ…これ以上、ラーメンに何を望むことがありましょうや。
しかも、この仕上がりで税込¥490というコスパの良さ!懐寂しい中高年には堪りません。
イトーヨーカドーでも《ポッポ》の入っていない店舗がありますが、とりあえず私は職場近くにあってくれるおかげで、このノスタルジックなラーメンを堪能することができます。あとはお願いだから閉店・撤退しないで!と願うばかりです。