共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

御即位記念500円硬貨

2019年10月21日 20時10分03秒 | 日記


今日は湿度が高い割に気温が低いという、着るもの選びに大変困る陽気となりました。

さて、小田原の放課後子ども教室に向かう前に厚木の三井住友銀行に寄って、今上陛下御即位記念の500円硬貨を入手しました。表には皇室の菊の御紋を中心に、御紋左に新天皇陛下のお印である梓と新皇后陛下のお印である浜茄子が、月桂冠のように配されています。裏に刻まれているのは、即位礼正殿の儀で新天皇陛下が登壇される高御座(たかみくら)です。

明日はいよいよ新天皇陛下の即位礼正殿の儀が、皇居宮殿松の間にて執り行われます。

今日、明日の休みに浮かれている子供たちに、何で明日が休みになっているのか聞いてみました。すると、半数くらいの子供たちはちゃんと意味を分かっていたのに対して、もう半数、特に男子の大半はよく分かっていませんでした。

そこで取り出したるは先程の500円硬貨です。これと



先日入手した記念切手セットと合わせて子供たちに見せて、明日は日本国の象徴たる新しい天皇陛下が天皇の位に就くことを内外に示し、宣言するための儀式のある日だと言うことを伝えました。そして

「だから、わけも分からずただ『休みだ!』なんて浮かれて遊び呆けないように。」

と釘を刺しておきました。

日本の皇室について、特に戦後は日本国憲法との絡みでいろいろと言われることがあります。しかし、開闢以来千年以上の長きに渡って連綿と存続し続け、国の精神面・文化面の中心的存在であり続ける王朝を持っているということは、理屈抜きで凄まじいことなのです。

そんな皇室の御代替わりの瞬間に立ち会い、平安朝さながらの厳かな儀式の目撃者となる…これは、この時代に生を受けた人間だけが共有できる特権とも言えるのではないでしょうか。

上皇陛下の即位礼は、昭和天皇崩御という悲しみの中で行われました。しかし今回の即位礼は、上皇陛下がまだお元気なうちに譲位されたことによる慶び事として執り行われる、御目出度いものとなります。

先日の台風19号の事後を考慮して祝賀御列の儀が延期になったのは残念ですが、明日の王朝絵巻さながらの即位礼を楽しみに拝見致しましょう。


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