今日は『狐の嫁入り』が発生するような、よく分からない天気となりました。日差しも殆ど無かったため、始終薄ら寒い感じが続きました。
それでも雨の止み間に買い物に出かけたら、どこからか甘い花の香りが漂ってきました。まるでスズランのような香りでしたが、当然ながら季節的にスズランが咲いているわけはありません。
『もしかして…』
と思いながら風上へ向かっていくと、
ヒイラギの小さな白い花が咲いていました。
見た目にもスズランのようなヒイラギの花ですが、香りもスズランのようなキンモクセイのような独特の甘さをもっています。そもそもヒイラギはキンモクセイと同じモクセイ科モクセイ属の樹木なので、当然といえば当然のことです。
ヒイラギというと、どうしても
クリスマスリースに使われる赤い実のつくものが想像されると思いますが、これはセイヨウヒイラギという品種のもので、日本の在来種ヒイラギは
こんな感じの実をつけます。一見するとブルーベリーのように見えますが、食べてもあまり美味しいものではありません(汗)。
週が明けると師走を迎えますが、その前に如何にも日本の冬らしい花を見つけることができました。