今日は午前中に激しい雷雨が降り、我が家の近くにも落雷がありました。停電こそしなかったものの我が家が結構揺れたので、ちょっと肝を冷やしました。
夏休みに入ったばかりだというのに、これではまるで台風シーズン末期のようです。連日、各地でゲリラ豪雨が降ったことが報じられていますが、今朝のことを考えると神奈川県でもいつ災害級の大雨が降るか分かりません。
ところで、今日7月22日はアラン・メンケンの誕生日です。
アラン・メンケン(1949〜)は、アメリカ合衆国のミュージカル音楽および映画音楽の作曲家、ピアニストです。特に舞台音楽とディズニー映画の映画音楽とで知られていて、この人の音楽に一度もお世話になったことがないと豪語できる音楽教室関係者は恐らくいないのではないでしょうか。
アラン・メンケンは1949年7月22日、アメリカのニューヨーク州で生まれました。少年時代から音楽に興味を深めてピアノやヴァイオリンを習い、作曲も幼い頃から始めていました。
高校時代、ピアノの練習に飽きてしまっていたメンケンは、バッハやベートーベンの曲を自分流にアレンジして弾いていたといいます。その後ニューヨーク大学に進学したメンケンは、当初、父のように歯科医になるべく医学部進学を目指していて音楽にもそれほど興味はなかったようですが、最終的には音楽学部に進学して大学を卒業しました。
アラン・メンケンの作品は、ディズニー作品では《リトル・マーメイド》(1989年)をはじめとして、《美女と野獣》(1991年)、《アラジン》(1992年)、《ポカホンタス》(1995年)で、それぞれアカデミー賞2部門を受賞しています。ほかに《ノートルダムの鐘》(1996年)、《ヘラクレス》(1997年)、《塔の上のラプンツェル》(2010年)などの作曲もしています。
また ブロードウェイなどのミュージカルでの作曲でも知られていて、《リトル・ショップ・オブ・ホラーズ 》(1982年)や《クリスマス・キャロル 》(1994年)、《シスター・アクト〜天使にラブ・ソングを〜》(2009年)などの舞台作品の作曲も行なっています。
先程も書きましたが、アラン・メンケンとディズニーとの関わりは《リトル・マーメイド》からでした。そこで、今日はその中から『Under the sea』をとりあげてみました。
この歌はカニのセバスチャンが、恋に落ちたエリック王子と結ばれるために人間になりたいというヒロインのアリエルの望みに反対し、人間の生活の苦難と海の中での不自由の無い暮らしの利点を説明するために陽気に歌うものです。バックには
カリブ海の島国トリニダード・トバゴ発祥のスティールドラムも使われ、陽気でトロピカルな雰囲気を醸し出しています。
そんなわけで、アラン・メンケンの誕生日である今日はその『Under the sea』をお聴きいただきたいと思います。アカデミー賞やグラミー賞といった数々の賞を授賞した、心浮き立つようなディズニーメロディをお楽しみください。