共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

既に2本目…

2022年05月20日 18時45分50秒 | 日記
今日も小田原の小学校支援級では、大小様々な衝突や感情爆発が勃発しました。

とにかく情緒級の子どもたちは『自分が今したいこと』や『気分じゃなくてやりたくないこと』に全力なのです。そして、それを完遂させるためには、特に担任の先生ではなく個別支援員の大人たちへ平気で暴言を浴びせたり、男の私には遠慮は無用と思っているのか背中を殴ったり足を蹴飛ばしたりしてきます。

それに関して昭和時代のように叱責してしまうと、もれなく事の経緯も確認しない親が怒鳴り込んできます。なので、如何に大声で叱責せずに、しかも他人に危害を加えたことを謝罪させるかがポイントとなってきます。

そうした面でも大変なのですが、それと共に大変なのが忘れ物が多いことです。とにかく彼らは消しゴムやらハサミやら、いろいろと細かい文房具を平気な顔をして忘れてくるのです。

ただ『それが無くて仕方ないから何もしなくていい』という空気に持って行かせないように、私はペンケースに様々なものを忍ばせて貸すようにしています。その中で一番消費量が高いのが



糊です。

糊を使う場面は図工の時間は言うに及ばず、理科や社会、果ては体育や音楽で配られる様々なプリント類をノートやファイルに貼り付けることも多く、そうなると当然のように登場回数が多くなります。そんな時に

「糊が無い。」
「糊忘れた。」

となると、それだけで作業が滞るので質が悪いのです。

なので、そんな事態に陥るくらいならこちらで予防線を張っておいた方がいいのでバンバン貸しています。ただ、使用頻度が高いので当然消費量も多く、4月に準備してこれでもう2本目です。

「そんなもん個人でわざわざ用意しなくたって、忘れたのは本人のせいなんだから放っとけば?」

と言われることもあるのですが、放っておいた後で作業が滞る方が何倍も面倒なのです。確かに私が子どもたちの忘れたものを用意するような必要性はありませんが、たとえ1か月に1本ペースで消費されようとも常にペンケースに忍ばせておくつもりです。


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