今日は小学校の夏休み前最終勤務日でした。午前中までで授業を終えた子どもたちは、猛暑の中でお道具箱やら鍵盤ハーモニカやらを持ち帰ることになり、両手に大荷物をぶら下げてブーたれながら帰っていきました。
子どもたちを下校させた後、私は教室の掃除と戸締まりを済ませて退勤しました。そして、ランチをする前に郵便局で現金を下ろすことにしました。
ATMから出てきた紙幣を取り出すと、何だかやたらとツルツルしているような気がしました。なんだろう?と思って確認してみると、

出てきた千円紙幣が全部新札だったのです。
現行の野口英世千円紙幣よりも青の色味が濃いように見え、ホログラムもかなりキラキラと輝いています。表面の右上と左下には視覚障害者向けの斜線があり、触るとかなりザラザラとします。
裏面の

葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』もなかなかの見栄えで、透かしの部分が巨大なお月様に見えなくもありません(笑)。まだ折り目一つないピン札の新千円紙幣を目の当たりにして、いろいろと感心してしまいました。
ちゃんと使えるのかどうか気になっていたのですが、バーガーキングのレジで出したらすんなり受け取ってもらえました。当たり前といえば当たり前なのですが、それでも初めて新札を使うとなるとちょっと心配になるものです。
新紙幣が出回り始めたことで、一部のコンビニやスーパーのセルフレジでは1984年に発行された古いタイプ
●裏面がキジの福沢諭吉の一万円紙幣

●新渡戸稲造の五千円紙幣

●夏目漱石の千円紙幣

が使えなくなるようです。こうして、少しずつ紙幣が世代交代していくものなのですね。
渋沢栄一の一万円紙幣と津田梅子の五千円紙幣には、今のところまだお目にかかれていません。そのうち、それもATMから当たり前のように出てくるのでしょうから、私のお財布の中に入ってくる日を気長に待とうと思います。