12月に廃止 撤去へ~休止中の「三峰ロープウェイ」
秩父市「日本一の階段」検討
各社報道していますが、ここは地元埼玉新聞から。
国道140号、秩父市(旧大滝村)大滝・大輪駅と三峯山頂駅を繋ぐロープウェイ。それが
三峯ロープウェイだ。
昭和14年に開業。わずか2Km弱の路線ではあるが、三峯山へのアクセシビリティーは高い。昭和41年に今の二瀬ダムと妙法ヶ岳を結ぶ三峯観光道路が開通するまでは、山頂付近にある
三峯神社へのアクセスは林道/登山道クラスの道だったであろうから、四半世紀は重要な観光路線だったと思う。
今は三峯観光道路や、「裏道」の大血川林道(台風九号による災害で通行止め)があるので、重要性は失われているかもしれない。
その三峯神社の歴史は古く、「社伝によれば、景行天皇の時代、日本武尊の東征の際、碓氷峠に向かう途中に三峰山に登り、伊弉諾尊・伊弉册尊の国造りを偲んで創建したという」(wikipedia)。三峯という名は白岩山(1992m)・妙法ヶ岳(三峯神社)・雲採(雲取)山(2017m)の事を指す。
まぁ、記紀の文書なんてのは政治的思惑で神話化された、いろんな話を都合良く編纂した半分捏造文書みたいなもんだから、どっかの豪族が東方を侵攻中(おそらく関東以東は(前)アイヌ民族などの居留地だったはず)に「ここはいただき~!」とこか言って、社を造ったのが始まりという事だ。
秩父の狼を祭る「お犬様」、山岳信仰、男根崇拝などがある。
で、なぜこのロープウェイに引っかかったかというと…
国道140号の
長い信号待ちで有名な駒ヶ滝トンネルである。国道140号の新道「大滝道路」が開通するまでは-交通量はさほど無かったであろうが-大渋滞を引き起こしていたという。トンネル内にY字路がある上に狭い一方通行である。結構圧迫感がある。
ロープウェイ廃止後はバス輸送に切り替えるようだ。そうするとこのトンネルを通るバスが増えるという事になる。三峯観光道路に出る事実上唯一の道だからだ。実際には昨年からそうなっているのだろうけど、ここのところ走りに行ってないので解らない。なおかつ、来年からは解体作業が始まるので三峯観光道路からこの駒ヶ滝トンネルを通るトラックが通るだろう。
土日や観光シーズンには解体工事はやらないとは思うけど、一時的にせよ、渋滞ができるようだと嫌だなぁ。ヘリとか使うにしても限度があるしねぇ。何せ天気が良いと仕事放り出して走りに行く質なので。
バスの方は日中1時間に一本くらいだからたいしたことはなさそうだけど。
あ、なんか
国鉄101系を国電カラーで走らせるイベントがあるらしい。こっちはどうでも良いか(笑)。