ラブホテルとかビジネスホテルもほとんど利用しない拙者にとって、
ユースホステル等という珍妙なる施設は、宿主や青春を謳歌する若者が集い、夜な夜な内輪で盛り上がる、何とも異様な空間でしかないのだが(最近は変わってきているらしいが…)、一つおもしろい事を教えてもらった。
なんと付近の国道オニギリのステッカーがあるというのだ。
写真はエージェント・サンダーからのおみやげ。小千谷のユースホステルで入手したようだ。先ほど調べると新潟県では
R353,R253,R290,R113,R18沿線にユースホステルがあるようなので、各種オニギリステッカーが手に入りそうだ。
R404とかあるかと思ったが、そう簡単にはいかない。小国町とか越路町にあれば話は早いんだけど、ないんだな、これが。
R17,R291,R18は走り慣れた道。ステッカーを揃えるのも良いかもしれない。R352とかもあるカモね。
さて、ユースホステルは利用者減少と共に宿も減少傾向にあるとかないとかで、ミーティングと称する怪しげな夜会も減っているらしい。今はむしろ「ミーティング」を売りにする所があるぐらい。
これは嬉しい事だ。
だいたい旅先で
見ず知らずの人間が「さぁ仲良くしましょう。歌いましょう」なんてのがおかしい。絶対裏がある。宗教とか何とか商法の勧誘に違いないのだ。うっかり話に乗ると、翌朝までにちっちゃい文字ばかりでろくに読めない契約書にサインと拇印を押しちゃって、家に戻ったときには全てを失っているんだ。
しかもミーティングに出ないと、宿の主人が内輪の常連客に向かって「ぉぃ、あいつミーティングにでなかったな。
かわいがってやれ」とかいって特別サービスをするに違いないのだ。耳をつぶされ、全身アザだらけになっても地元警察との裏取引ができていて、「階段から転げ落ちた」ぐらいの事故で片付けられてしまうに違いない。きっと宿の主人は丁寧に火葬の手配までしようとするだろう。
そんな恐ろしい宿になど泊まれるものか。
だが時代は変わった。禁酒だった時代は過去となり、今は酒も飲めるという。利用者は若者ではなく、30代以上がほとんど。家族連れも多いようだ。
だいぶ利用しやすくなってきたようだ。結構安いので、
忍者部隊月光の拳銃の様に「最後の手段」として使うのは悪くないかもしれない。
テント泊に慣れてないので、テントで連泊して睡眠不足になった時には使っても良いかな。
でもみんなテント泊って怖くないのかなぁ?
悪ガキが寝てる間に忍び寄ってきて、所持品を盗んでいったり、灯油やバイクのガソリンを撒いて
火をつけたり、
熊や鹿や猿や猪がやってきて
襲われたり、果ては
リトルグレイにアブダクションされちゃうかもしれないのだ。
しかも気がつかないうちに
ダニ、ノミ、ツツガムシがテントに入り込み、一晩のうちに高熱を出し瀕死の状態に陥るかもしれない。下手をすると
蜂が入ってきたり、あのゴルゴ13も死にかけた
ツェツェ蠅がやってきて、地獄の苦しみを味わうだろう。
妙齢の美女が「一晩泊めて下さい」なんて言ってきたらもうお終いだ。後で3万円取られるか5万円取られるか解ったもんじゃない。それだけならまだ良いが、後ろにニヤケたお兄さんがナイフを振りかざして立っているんだ。旅費を全て巻き上げられる事は、火を見るよりも明らかだ。
風がテントをなびかせる音や、雨がテントを叩く音は、まるで魔王の乗る馬の蹄の音だ。車やバイクが通れば
暴走族、人の声が聞こえれば
山賊、犬の声が聞こえれば
狼の群。
沢沿いのキャンプサイトにでもテントを張ったひには、夜中に
小豆を研ぐ音がして眠れないだろう。いやそれだけなら良いのだが、小豆研ぎに見つかれば沢に引きずり込まれて溺死だ。
そんな訳でテント泊はおちおち寝ていられない。
かといってユースホステルも恐ろしい。
結局
寝ずに走るか、日帰りが一番って事だな。