ホンダウイング横山輪業のサイトによると「FUSION,PS250,フォーサイト、XR250、XR250モタード、VTR250、ホーネット250はしばらく後継機種はでない」とのこと。RFVCエンジンはもとより、V-Twin、直4も一旦打ち切りらしい。
その代わり
XR230モタード、CB223Sが出るという。
共に同じエンジン、同じ6速ミッションを(セッティングは違うだろうが)積んでいる。RFVCは機構が複雑でメカノイズが大きいのではないか?という声もあり、長期的に見て規制強化が懸念される騒音規制もにらんで、改良あるいはユニカムバルブトレインへの移行、その他の技術開発が遅れているのだろう。V-Twinなども同じ状況と思われる。もちろんこれは採算性との天秤にかけた結果なのだろうけど。
しっかし、何?XR230モタード?SEROW250モタード(XT250X)の対抗馬ですか…
XT250Xはへなちょこバイクの名を欲しいままにしている、XR400モタードを越える「なんちゃってモタード」。それの対抗馬だ。もともと20PSだったエンジンは18PSにデチューンされ、これ以下になる事はあっても上がる事はないだろう。ネット馬力ならなおさら下がる事になる。
もっとも世間ではスクーターとアメリカンに市場が偏っていて、対局にへなちょこバイクがあるらしいので、それで十分なのかもしれないが。
ヤマハやカワサキが新型の250を用意しているのに対し、なんとも頼りないことよ。スズキはST250 E-Typeを残すらしいが(最後のDR、Djebel250XCはどうなるんだろう?)、こちらは良くも悪くも脱力系。ホンダがこのまましばらく250のフラッグシップと呼べるマシンを出さなければ、「ミニバン屋」「スクーター屋」という評価がますます強くなるだろう。
なお、やはり同じ223ccエンジンを積むFTRの2008年モデルはもうすぐ出るらしい。モーターショーで発表か、それ以降になるだろう。
いずれにしてもホンダは当面250ccクラスは脱力系、手抜き系でやり過ごし、小型二輪買ってね(ハァト)戦略を採る事に間違いはないようだ。
だったら軽量な400ccのオフマシンも出してもらいたいところ。今乗っているトランザルプが昇天したら、オフ系ツアラーからトレール系に回帰するかもしれない。その時に「まともなオフバイクはありません」では困るのだ。
せめて
XL700Vを限定販売で良いから国内で売ってよ。
今までMR50以外はすっとホンダだった。際だった理由はないけど。新車買ってないけど(笑)。期待してるんだけど。