rftgyふじこlp:今は反芻している…JP1NOM

のんべんだらりと生きてしまいましたよ。

マリと子犬の物語

2007年10月16日 11時12分48秒 | 災害
2004年10月23日。

新潟県中越地震が起きた日に拙者は地元で追い出しコンパの最中だった。
川越でも居酒屋のカラオケモニターが落ちてくるんじゃないか、という酷い揺れだった事を覚えている。方々に鳩を飛ばすと「新潟で震度6」とか「新幹線が脱線」などという答が返ってきた。

中でも山古志村は全村避難、壊滅的な状況となった。

人間は全員避難したけど、ペットの犬猫や家畜の牛などは放置された。避難所には連れて行けないからだ。

後日一時帰村したおりに、置き去りにしてしまったペットとの-様々な-再開があったという。目の見えない老犬は亡くなった。家族の一員だった猫は生き延び、飼い主を見つけると駆け寄った。遺骸を目にして泣き崩れる住民が報道された。

生き延びた彼ら中にはすっかり地震に怯えるようになったものもいたという。

地震の犠牲者、被害者は人間だけではないのだ。

12月に封切られるマリと子犬の物語も、地震の被害に遭った犬の親子の物語。

犬に日テレのアナウンサーが吹き替えを行うという趣向が何とも興ざめだが、倒壊家屋の下敷きになった飼い主を励まし、救助隊に知らせた母犬マリを置いて行かざるを得なかった家族の思いは、さぞかし辛かった事だろう。

宇津井健にヒーローに変身する力が残っていれば、犬の世話になどならずに済んだだろうに…


この映画は危険だ。
この映画を観たら拙者は間違いなく泣く。いや、号泣する。
主題歌を平原綾香が担当するらしいが、エンディングに「Jupiter」を持ってきたらその場で泣き崩れる。

ぜひみたい作品だ。ただし部屋の中でDVDで。