じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

物価上昇率と生活実感

2018-08-01 14:04:32 | Weblog
☆ 行きつけの総合スーパーでは退店が相次いでいる。建物も老朽化してきたから、遠からず立て直しをするか撤退するのではと思う。

☆ 週末はともかく、総合スーパーの平日は閑散としている。

☆ 日銀は上がらない物価に頭を痛めているが、実感として、物価は上がっている。例えば一時期は100円以下の売り出しが普通だったカップ麺、通常なら140円、安売りでも110円台がやっとだ。メーカーのイベントかなんかでたまに100円以下もあるが稀になってきた。

☆ 物価の優等生だった卵も最近は上昇気味だ。もちろんメーカーが付加価値をつけてブランド卵として売っているせいもあるが。

☆ 物価上昇率2%ということは100円だったものが102円になることだが、上昇率はその程度ではない。

☆ 消費者の動向が変わったのだ。少々遠くても安い店を選んで買い物に出かけている。時には特売品を求めて店をはしごしている。比較的食品スーパーは安いものが出回っているし、業務スーパーはさらに安くなる。

☆ 「もやしは○○という店で19円以下にならないと買わない」とか限定数のある卵の安売りに長蛇の列ができたりと、庶民は生活防衛に必死だ。食べ物は仕方がないが衣服費など辛抱できるものはできるだけ購入を控える。家電もそうだ。故障してやむを得ない場合を除いて使い切る。すでに必要な電化製品が行きわたっているということもある。

☆ 給料が上がらなければ消費は増えない。健康保険料、介護保険料など社会保障費は増える一方だ。これにまた消費税が上がるという。軽減税率が適用されると言っても、将来不安を考えると生活費を切り詰めざるをえない。消費が増えるわけがない。

☆ 選挙のたびに小出しのバラマキをするくらいなら、かつて民主党が公約した「子ども手当」やベーシックインカムというシステムを導入した方が効果的かも知れない。財源は税金だから広く薄くの負担増のほかに、お金をたくさん持っている人の負担が大きく増えそうだけれど、長期的に見れば循環して返ってくるのではとも思えるのだが。

☆ 行き詰まらないとそうした思い切った改革に踏み込めないのが現実。そしてその時はもはや手遅れなのだろうね。
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