☆ 室井光弘さんの「おどるでく」(講談社)を読み始めたら、「オドラデク」という言葉が出てきた。カフカの「家父の心配」の中に出てくるというので、早速、青空文庫で読んでみた。青空文庫では、大久保ゆうさんの訳で「家のあるじとして気になること」と題されている。
☆ 「オドラデク」というのは奇妙なモノだ。生き物のようであるが、生き物でないようでもある。星型と棒を両端とする棒らしい。私は小学生のころ、糸巻に鉛筆2本をゴムでくくりつけ奇妙な車のようなものを作って遊んだことがあるが、そのようなものだろうか。(形自体にどれほど意味があるのかは疑問だが)
☆ 「オドラデク」は名前や住所を答えるから、やはり生き物なのだろうか。(住所を聞いても「住所不定」と答えているが)
☆ 家父の心配は、自分の死後も「オドラデク」が生きているではないかというものだ。
☆ カフカは死に際し、友人に草稿やノート類を焼却するように頼んだというから、家父の心配はカフカ自身の心配だったのかも知れない。
☆ 謎だけに読者も真相解明に参加できる。結局答えはカフカ自身しか知りえないが。さて、寄り道をしたが、室井さんの作品を読み進めよう。
☆ 「オドラデク」というのは奇妙なモノだ。生き物のようであるが、生き物でないようでもある。星型と棒を両端とする棒らしい。私は小学生のころ、糸巻に鉛筆2本をゴムでくくりつけ奇妙な車のようなものを作って遊んだことがあるが、そのようなものだろうか。(形自体にどれほど意味があるのかは疑問だが)
☆ 「オドラデク」は名前や住所を答えるから、やはり生き物なのだろうか。(住所を聞いても「住所不定」と答えているが)
☆ 家父の心配は、自分の死後も「オドラデク」が生きているではないかというものだ。
☆ カフカは死に際し、友人に草稿やノート類を焼却するように頼んだというから、家父の心配はカフカ自身の心配だったのかも知れない。
☆ 謎だけに読者も真相解明に参加できる。結局答えはカフカ自身しか知りえないが。さて、寄り道をしたが、室井さんの作品を読み進めよう。