じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

北村薫「街の灯」

2018-08-29 13:05:39 | Weblog
☆ 北村薫さんの「街の灯」(文春文庫)を読んだ。

☆ 時代はサイレントムービーがトーキーに変わる頃、不景気な世相でも華族の人々は避暑地で時を過ごしていた。侯爵令嬢に招かれた実業家の娘・花村英子はそこで不審死事件に遭遇する。いや、招かれたのにもわけがあるのかも知れない。英子と花村家に仕える女性運転手・別宮みつ子(ニックネームはベッキー)は真相に挑む。

☆ 「街の灯」はチャップリンの映画から。エンディングでこの映画が映写される。音のない映像の背景でサックスの生演奏が流れる。その光景が印象的だった。
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役所の数字合わせ(障がい者雇用)

2018-08-29 09:53:55 | Weblog
☆ 中央省庁での障がい者雇用率の水増しが問題になっている。

☆ 朝日新聞は従来調査の雇用率と再調査後の雇用率を比較した表を掲載している。法定雇用率は調査当時国の機関は2.3%(今年4月からは2.5%)。省庁合計で2.49%。観光庁を除き、どの省庁もこの基準をきれいに横並びでクリアしている。さすがこのあたりは役所仕事の神髄だ。

☆ ところが今回の再調査の結果は、33機関中27機関が基準に達せず、省庁間の格差も大きい。全体も1.19%という数字だ。

☆ 先の調査は、どう見ても数字合わせだ。

☆ 水増し数最大の国税庁は「解釈の違い」と国税庁らしい言い訳。(脱税を指摘された企業の常套句だ)

☆ 民間企業には厳しいが身内には実に甘い。エリート集団の驕りか。できないならそんな法律をつくらなければ良いのに。達成できない基準など定めなければ良いのに。看板倒れ。できるなら障がい者を雇用したくないというのが本音なんだろうね。
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