じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

show the flag

2019-07-11 22:12:45 | Weblog
★ 日本語に訳すと「旗幟を鮮明にせよ」(主義主張をはっきりせよ)と言うことか。

★ いよいよホルムズ海峡があやしくなってきた。アメリカは有志連合を募るとか。日本としても「日米同盟」などといってるから無下にするわけにはいかないだろうが、集団的自衛権の観点からは極めてブラックに近いグレーゾーンではなかろうか。

★ 輸送路の重要性、シーレーン防衛が持ち出させるんだろうけれどね。

★ イランとアメリカの板挟み。安部さんはどうする?
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松本清張「支払い過ぎた縁談」

2019-07-11 20:56:49 | Weblog
★ 松本清張さんの「支払い過ぎた縁談」(宮部みゆき責任編集「松本清張傑作短篇コレクション下」文春文庫)を読んだ。

★ 戦後、農地改革で多くの田んぼを失ったとは言え、萱野家は由緒ある豪農だった。問題は家格が高いせいか、娘の縁談が簡単に決まらないこと。その娘は26歳となり、そろそろ焦りも見えてきた。

★ そんな折、萱野家に2つの縁談が舞い込んでくる。一人は若手の学者だという。風貌はイマイチだが実直そうなところが良かった。仲介をしてきた叔父と呼ばれる人物も弁護士の肩書をさげている。

★ 今一人は会社を経営する資産家の御曹司。美男である。先に学者との縁談を内定した萱野家だが、この資産には心が動いた。そして、行き着いた先は・・・。

★ 随分と高い縁談になってしまったものだ。

★ 清張さんの作品は古さを感じない。人間の心の隙をグサッと突いてい来る。
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伊集院静「冬の鐘」

2019-07-11 15:37:44 | Weblog
★ 梅雨時だというのに冬の話を読んだ。伊集院静さんの「受け月」(文春文庫)から「冬の鐘」。

★ 高校生時代、スポーツの世界でエースだとか、新人王だとか、卵だとか言われた男たち。それぞれに事情があってプロへの道は絶たれた。そうした男たちがたまたま出会って、心に秘めた来し方を語り、未来への歩みを進める。

★ 主人公は小料理屋「はる半」のおやじ。アンコウをさばきながら、思いが語られていく。

★ チャンプになれるのはほんの限られた人だけだ。しかし、誰でもが自分自身の人生のチャンプにはなれるかも知れない。

★ 冬の夕、建長寺の鐘が鳴り響く。 

★ 伊集院さんの文章は心地よい。
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