じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

アビー降板

2019-07-19 22:50:39 | Weblog
★ ドラマ「NCIS」、第15シーズン第22話で、第1シーズンからいい味を出してきた科学分析官、アビー・シュートが降板した。先に降板したトニーに続いてショックだ。

★ 人気のある番組にはこうした一風クセのあるキャストが必要だ。「24」のクロエ、「クリミナル・マインド」のペネロープ。彼女たちがあってこその「24」であり、「クリミナル・マインド」だ。

★ 15年も続けばキャストの入れ替わりは仕方がないが、果たして彼女の変わりを務められる人はいるだろうか。

★ 「ギブス、ギブス、ギブス」「っまじか」といった味のあるセリフは彼女ならではだ。
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教育虐待

2019-07-19 19:41:26 | Weblog
★ NHKラジオ「Nラジ」で教育虐待を取り上げていた。

★ 東京の小学生を例にあげ、軽い気持ちで私立中学の受験をめざしたが、父親が熱心のあまりか指導がエスカレート。成績が悪いと怒鳴ったり時には暴力を振るったり、子どもの心がだんだんバランスを失っていったという。

★ 家庭を病巣とする「教育虐待」は結局は親に問題がありそうだ。親のプライドであったり、外の世界の八つ当たりであったり、他の子との比較であったり。「あなたのため」などと言いながら、結局は自分のためだったりする。

★ 学校を病巣とする「教育虐待」はより深刻かもしれない。私はかつて論文で「学校教育病理」という言葉を使ったが(堀内孜編「公教育経営学」学術図書出版社、1996年所収「学校教育病理と公教育経営改革」)、そもそも教育というのは虐待性を秘めている。最近は「いじめ」でも受けての気持ちを重視するから、教育も十分に虐待になりうる。

★ かといって、教育を放棄するわけにはいかないから、そこが難しいところだ。教育学などとは言いながら、結局は子どもと直接接する教員の資質と力量に委ねられているのが現実だ。教員の資質・力量を高めるために養成、採用、研修が重要だと言われるが、当たりはずれも相性もある。そもそも子どもと教員はそれほど親密でない場合が多いし、教員の多忙さが教員の心のゆとりを奪っている。

★ せめてもの対策としては、複数の教員があるいは教員でなくとも複数の人が複数の視点で子どもと接することが必要なのだろう。

★ あとは子どもたちにたくましく育ってもらうしか仕方がない。
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馳星周「煉獄の使徒」

2019-07-19 18:09:34 | Weblog
★ 馳星周さんの「煉獄の使徒」(新潮文庫)を読んでいる。

★ 読みやすい文章だが、内容がリアルすぎて一度に読むと心が蝕まれそうだ。ゆっくり1日1章ペースで読んでいる。今「上」の333頁あたり。

★ ヨガ教室が宗教団体に大きく変貌した。グル十文字源皇の周りには多くの信者が集まり出してきた。物語は十文字の詐欺師としての本性を知りつつも、集まってくる「カネ」の魅力に取り憑かれた元弁護士で「侍従長」幸田を中心に進んでいく。

★ 「真理の法」を脱会しようとするものはポアされる。その共犯意識が彼らをより強く教団に縛り付ける。グルに従うか、さもなくばポアされるか。

★ 教団を批判する弁護士一家が殺され、遺棄される場面。リアルすぎて目をそむけたくなるが、それでも読まねば進まない。

★ 宗教法人として認可された教団は暴走を加速する。グルは選挙戦を戦うという。大阪からスポークスマンとして志賀という男が抜擢された。(もちろん、ああ言えば〇〇という彼がモデルだ)


★ 私たちは、その後の事実を知っているが、物語ではどうなるのやら、ゆっくり読み進めたい。
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