じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

堀江敏幸「河岸段丘」

2019-07-17 19:32:00 | Weblog
★ 堀江敏幸さんの「雪沼とその周辺」(新潮文庫)から「河岸段丘」を読んだ。

★ 主人公は自営で紙製品をつくっている。ふと、裁断機が傾いているように感じた。その機械を顔見知りの職人に修理してもらうという話。

★ 地味な話だけれど、生活、人生のスケッチと言う感じ。

★ 「単純なこと、明快であることを、効率のよさととりちがえている人間が多すぎる」(88頁)と主人公は言う。

★ 職人の生きざまをピンポイントで描いている。これもまた職人技。
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