じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

高橋克彦「陰の歌麿」

2022-05-03 15:13:40 | Weblog
★ コロナ新規感染者がようやく減少。ゴールデンウィーク中盤は好天に恵まれ、宇治橋商店街、平等院周辺も久しぶりの活況だろう。もうすぐ新茶のシーズンだ。

★ さて、日本推理作家協会編「ミステリー傑作選 死導者がいっぱい」(講談社文庫)から高橋克彦さんの「陰の歌麿」を読んだ。

★ 先日、山田五郎さんの「オトナの教養講座」で「メーヘレン事件」が取り上げられていた。メーヘレンが仕掛けたフェルメールの贋作に専門家が次々騙された事件。芸術作品の真贋の鑑定は難しいようだ。

★ 「陰の歌麿」は、歌麿研究の専門家である塔馬双太郎、推理作家の長山作治が京都で開かれる講演会に招かれ、歌麿の真贋(詐欺)事件に遭遇するというもの。

★ 「オリエント急行殺人事件」並みの周到な仕掛け。並の評論家ならこの仕掛けに引っかかっていただろう。そこは塔馬、シャーロックホームズのように、見事にトリックを見破る。

★ 私は美術には関心が薄く、真贋と言われてもピンとこない。先の山田五郎さんの番組を拝見し、学ぶべきことが多い。原田マハさんの「楽園のカンヴァス」(新潮文庫)も途中まで読んで投げ出してしまったが、また読み直してみようかな。
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