★ 近隣の小学校は明日から修学旅行だという。宇治市界隈の定番は伊勢。私の時代(もう50余年前)は、1日目が伊勢神宮、2日目が二見が浦の夫婦岩で始まり、真珠島に鳥羽水族館というコースだった。今は、志摩スペイン村と鳥羽水族館。今夜から雨、それも警報級だというから心配だ。
★ さて、日本推理作家協会編「ミステリー傑作選 死導者がいっぱい」(講談社文庫)から小池真理子さんの「姥捨ての街」を読んだ。
★ 2つの出来事が絡み合って、一つの物語が出来上がっている。メインの話はある夫婦が起こした殺人遺棄事件。もう一つが、ある夫婦が認知症の母親を「捨てる」という話。この老婆が2つの物語をつなぐ。
★ 遺体を遺棄し、自首しようと決意しながら街をさまよっていた男。デパートで最後の時間を過ごしていた時、ある家族と遭遇する。どうやら夫婦が認知症の母親を置き去りにするらしい。男は知らぬ顔をしていたが、どうしたことか、この老婆はこの男を息子と間違えてしまったようだ。後をついてくる老婆、男は自首する気持ちをなくして家に帰ったのだが。
★ 偶然の積み重ねが、意表をつく結果に。さて、この先どうなるのやらと思わせて物語は終わる。
★ 20数年前の作品だが、認知症の問題が扱われている。急速な高齢化、これからこうした「姥捨て」が増えるのだろうか。子どもの虐待やネグレクトが問題になっているが、老人にも当てはまりそうだ。くわばらくわばら。
★ さて、日本推理作家協会編「ミステリー傑作選 死導者がいっぱい」(講談社文庫)から小池真理子さんの「姥捨ての街」を読んだ。
★ 2つの出来事が絡み合って、一つの物語が出来上がっている。メインの話はある夫婦が起こした殺人遺棄事件。もう一つが、ある夫婦が認知症の母親を「捨てる」という話。この老婆が2つの物語をつなぐ。
★ 遺体を遺棄し、自首しようと決意しながら街をさまよっていた男。デパートで最後の時間を過ごしていた時、ある家族と遭遇する。どうやら夫婦が認知症の母親を置き去りにするらしい。男は知らぬ顔をしていたが、どうしたことか、この老婆はこの男を息子と間違えてしまったようだ。後をついてくる老婆、男は自首する気持ちをなくして家に帰ったのだが。
★ 偶然の積み重ねが、意表をつく結果に。さて、この先どうなるのやらと思わせて物語は終わる。
★ 20数年前の作品だが、認知症の問題が扱われている。急速な高齢化、これからこうした「姥捨て」が増えるのだろうか。子どもの虐待やネグレクトが問題になっているが、老人にも当てはまりそうだ。くわばらくわばら。