じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

安東能明「孤独の帯」

2022-05-23 13:38:23 | Weblog
★ 週末、そうじをして、家電器具の保証書を大量に処分。中には20年以上も前のものもあった。もっと新陳代謝を良くしなければ。書類を整理していると行方不明だった「教員免許状」が見つかった。教員免許の更新制が廃止され、免許状の効力が復活するとか。まぁ今更使うことはないだろうが、大切に持っておきたい。

★ 安東能明さんの「撃てない警官」(新潮文庫)から「孤独の帯」を読んだ。年配の女性の遺体が発見された。70歳を少しばかり過ぎているが小さなスーパーでパートをしていた。欠勤を心配した店長が彼女のアパートを訪れて発見したという。

★ 女性は寝た状態で首に帯が巻かれていた。自ら命を絶ったのかそれとも他殺なのか。刑事課が手いっぱいなので警務課の柴崎警部補も駆り出されることに。彼は警察官と言っても管理畑が多く、現行犯での逮捕は経験していない。現場にも慣れていない。あまりの惨状に気分が悪くなる始末。しかし、彼の機転で解決の糸口が。

★ テレビではドラマ「CSI:科学捜査班」(2000年)にはまっている。捜査には彼らのような科学捜査官も関わっているんだなぁと思った。

★ 高橋和巳「悲の器」(河出文庫)、第3章あたりから面白くなってきた。第1回文藝賞受賞作。新人の作品とは思えない中身の濃さだ。いつからだろうか、文学賞は受賞年齢の若さを競うような時期があって、内容が軽くなっていったように思う。
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