じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

恨み節

2008-04-10 13:54:36 | Weblog
★ 昨日の党首討論では、遂に福田総理がキレたね。無理に笑みを浮かべながらも引きつる頬に、はらわた煮えたぎる思いが感じられた。

★ テロ特措法、ガソリンの暫定税率など、思い通りにコトが運ばないいらだち。日銀総裁の人事をめぐっては3度も拒否され、メンツ丸つぶれと言ったところだろう。

★ 支持率は低下する一方で、与党からもポスト福田が囁かれ、心中穏やかではない様子だ。

★ しかし、一番はらわた煮えたぎっているのは庶民だと思うのだが。

★ 福田内閣のメールマガジンでも民主党への恨み節が満載。内閣総理大臣の記事としては異例ではないか。自民党の総裁として、自民党のホームページでの発言ならありうるだろうが、行政の長としての発言としては不穏当であるように思う。

★ 自民党の首脳は「(総理は)ふっきれたんじゃないか」と言っていたが、いささか乱心気味とも受けとれる。

★ 前首相のドタキャンで急遽リリーフした総理。明確な国家観を感じることもできないし、後始末内閣の様相が濃い。同情の余地もあるが、「後期高齢医療制度」を「長寿医療制度」と言い換えて批判をかわそうとするあたり、姑息な感がする。
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社会保障制度崩壊

2008-04-09 13:40:22 | Weblog
★ NEWS23の「4月危機」シリーズはよくできている。昨夜は後期高齢者医療制度を取り上げていたが、政府が掲げる美辞麗句の背後にある本音を上手に暴露していた。

★ ここにきて、年金、健康保険などかつて日本が誇っていた優れた制度が無惨に崩れてきた。制度だけではなくそれを運用する公務員のモラルの低下が著しいのではないか。

★ 品性や誇り、名誉などが叫ばれれば叫ばれるほど、世の中が乱れているということだろう。ちょうど「平和の祭典」と言われるオリンピックが、民族紛争が絶えない中で、せめてオリンピックの期間だけは休戦しようという発想と同じではないか。

★ 年金履歴の通知を受け、社会保険庁の窓口は大混乱だという。公務員の不祥事を国民の税金でツケを払うというのも実に馬鹿げた話しだし、役所とのやり取りの時間は実に無駄だ。それも国民ひとり一人が後始末をしなければならないのか。

★ 官僚や政治家の中には、「お上」を信じていた「お人好し」で脳天気な国民を陰で笑っている人もいるのではないか。

★ 「自民党をぶっこわす」といっていた小泉内閣だが、社会制度や国民の風土、気質までひっくり返してしまったようだ。小泉首相が織田信長に比して考えられるのがわかるような気もする。

★ 小泉氏本人は意図してか否かはわからないが、彼の改革は戦後の社会制度の矛盾を白日にさらし、その崩壊を早めた。格差の拡大(中流の没落)やハゲタカ外資の受け入れなど、多くの課題を投げかけている。

★ 閉塞した社会構造を打破し、自由競争に基づく構造改革をめざした施策が、時を経て今、動き出しているようだ。小泉改革は意外とスケールの大きな変化をもたらすものかも知れない。同時に「自由」の標榜が、「公正」「社会性」へと揺れ返すことになるかも知れない。

★ 社会保障制度の破綻は時間の問題だ。もはやパッチワークでは拡大する社会保障費を繕えない。今は「低福祉、高負担」に動いている。そしてそのしわ寄せが低所得者層や社会的に弱い立場の人々に押し寄せている。

★ 政治家も官僚もその実態を知らないわけはない。知っていてしらないふりをしているのだろう。未必の故意による「殺人」ともいえるかも知れない。そしていつもながらの責任転嫁、責任回避。内閣、政党、官僚が責任をなすり合い、結局はウヤムヤ。

★ 一部のセレブの利権を守るならともかく、国民の生存権を保障するなら「高福祉、高負担」に舵を取るべきだろう。いや、それしか方法がないように思う。消費税の改革は必要だろう。そしてその分、福祉を充実させるべきだ。

★ 改革期、一時的に夜警国家的になるのは仕方ないが、国家が関与に慎重であるべきは国民の表現や言論の自由に関する領域で、生存権に関しては大いにサービスを充実して欲しいものだ。

★ 選挙目当てで耳障りの良いことばかりをいう政治家は山ほどいる。「高福祉、高負担」を主張できる政治家が増えて欲しいものだ。 
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表現の自由

2008-04-04 09:40:51 | Weblog
★ 映画「靖国」をめぐり上映しない映画館が増えているという。背景にはいろいろな圧力があるらしい。

★ 見る見ないは各自の勝手だし、内容に意見があるのはそれは映画の楽しみでもある。ただ上映される前に圧力によって上映できない環境に持ち込むのは極めて危険な状況だ。「静かなるテロ」とも言えよう。

★ 日教組の集会をめぐりホテルが会場の使用を断ったり、最近この手のニュースが目立つようになってきた。左翼、右翼、主張はいろいろとあろうが、言論封殺はいかん。

★ そもそも今回の話題の発端は自民党代議士の動きだと聞く。補助金問題を論じるのは結構だが、それがどのような結果を招くのかそこまで考えて動いて欲しいものだ。表現の自由の抑圧は政治家自身、民主政治自体の自殺行為だ。

★ こうした事態に政治家が「憂慮」するだけでよいものか。「政権ごっこ」よりももっと大事な問題だと思うのだが。
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