アロンがイスラエル人のために両手をあげて、祝福を願うと、エホバのもとから火が出て、祭壇の全焼の捧げ物を焼き尽くしたことが記されていました。次に、聖書にはアロンの子たちは、エホバに命じられていない火を捧げ、その火で死んだことが記されています。この出来事は何を教えているのでしょうか。
「さて、アロンの子であるナダブとアビブは、それぞれ自分の香入れを取って炭火を入れ、香を載せた。そして許可されていない火をエホバの前に捧げ始めた。それは命じられていないことに反していた。するとエホバのもとから火が出て2人をのみみ込み、2人はエホバの前で死んだ。モーセはアロンに言った。「エホバはこう言いました。「私(エホバ)は、私に近い者たちの間で神聖なものとされる。私は、民(イスラエル人)全ての前でたたえられる」」。アロンは黙っていた。
モーセは、アロンの叔父ウジエルの子ミシャエルとエルザパンを呼んで、言った。「こちらに来て、身内の者たちを聖なる場所の前から宿営の外に運び出しなさい」。彼らは来て、モーセに言われた通り、長い服を着たままの2人を宿営の外に運び出した。
モーセは、アロンとその残りの息子であるエレアザルとイタマルに言った。「乱れた髪のままでいてはいけません。衣服を裂いてもいけません。あなたたちが死ぬことのないため、また神が民(イスラエル人)全員に対して憤ることのないためです。イスラエルの民は皆、エホバが火によって除き去った2人について泣き悲しむでしょう。あなたたちは会見の天幕の入り口から離れてはいけません。死ぬことのないためです。あなたたちにはエホバの注ぎ油を掛けられているからです」。彼らはモーセに言われた通りにした」(レビ記10:1~7)。
上の聖句に記されている通り、アロンの子たちがエホバに許可されていない火をエホバの前で捧げ始めると、その火によって、エホバの前で死んだことが記されています。アロンの子たちであっても、神エホバに許されていない特権を行使したゆえに、エホバの火で打たれ死にいたっています。このことから、エホバに委ねられていない行為を自分勝手な思いで行ってはならないことを学ぶことが出来ます。
引き続きモーセは、神エホバに近づくものは聖なるものと汚れたものを区別する必要があることを教えていますので、次回にお伝え致します。
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メジロ来て 枝から枝に 寒桜 今日の一句
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卓上の「ボケの花」