山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

終戦の日に思うこと

2012-08-15 | ブログ

 この日を迎えるたびに私自身は平和への思いを新たにするのですが、それを次の世代に引き継いできたかといわれると自信がありません。

 私の父母の世代は、終戦を迎えたのが小中学生の時でしたので、幼いといえども戦争体験をした世代です。私の祖父の弟さんは、硫黄島にて玉砕しました。祖父からは、戦時中の話をしょっちゅう聞かされました。近所には、シベリア抑留から帰還された方がいらっしゃいましたので、その話も色々と聞いたことがあります。また、親戚に憲兵上等兵だった方もいらっしゃいましたので、酒が入ると自慢話を聞かされたことも記憶しております。

 このように、私が育った時代は戦争体験者が身近に存在し、直接体験談を聞くことができました。しかし、時間の経過とともに語り継ぐことが困難になりつつあると感じます。先に述べましたように、私自身が子供達に伝えていないことを反省すべきではなかろうかと思います。既に直接体験者から伝えることは困難になりつつあります。しかしながら、又聞き、伝聞となろうとも、私の考えるところを子供達に伝えることが親としての責任ではなかろうかと今更ながらに考えた次第です。

 私が住まう西晴気地区は、敬老会の行事と同じ日に戦没者慰霊祭を毎年挙行しております。以前、50回忌にあたる年に遺族の側から、本年をもって最後にとの意向もありましたが、参列者から今後も続けて行くべきだとの意見によって、現在も引き継がれてきております。このような気持を持ち続けていくことが何よりも大切なのではないかと思います。