山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

与党の大勝は、日本にとって良かったのか悪かったのか?

2013-07-22 | 政治・経済・社会

 昨日の参議院議員選挙の結果、与党が大勝し、いわゆる衆参のねじれが解消しました。先ずは、レベルの低い政治劇を観なくて済むようになっただけストレスが軽減されたものと歓迎したいと思います。ただ、諸手を挙げて喜んでしまって良いのでしょうか?

 最大の懸念は、自民党が先祖返りをしてしまわないかということでしょう。とにもかくにも民主党が政権を取ったのは、自民党が愛想をつかされたからに他なりません。野党時代には政権与党(民主党)には政権担当能力が無いとの批判に終始していたようにも見受けられます。確かに、その批判は正鵠を射ていたと思います。しかし、そのことが真摯に反省する機会を奪ってしまったのではないかと思ってしまいます。

 良くも悪くも長期間に渡って政権を担ってきたのは自民党であった訳です。あれが悪いこれが悪いといっても、それを作ってきたのもある意味では自民党自身であったともいえます。政権を取り戻し、衆参で安定多数を得た現在、驕り高ぶることなく、政権を失った原因を見つめなおして、より良い未来を目指していただきたいと願うのみです。