都議会が始まり質問の矢面に立たされ、大汗をかき、しどろもどろの答弁を繰り返している都知事であります。視ていて何とも見苦しい限りです。あたかも嘘がばれて親から叱られているときの子供のようです。嘘に嘘を重ね、嘘と嘘の間に矛盾が生じ、切羽詰まって仕舞いには泣き出してしまいます。
5,000万円もの大金を初対面の人から、無利息、無担保、無期限で借りたなどということ自体が無理筋の言い訳ですから、何とも為し難いものがあります。万々一、本当に借用が事実であったとしても、世間常識からすればあり得ないことに映ります。政治家として、この時点でピンとこなかったことだけでもアウトでしょうし、ましてやノンフィクション作家として利権構造のことは知り尽くしていたでしょうに。もうこれだけで都知事としての信頼を失い、求心力も急激に低下します。もちろん再選は望むべくもありません。要は政治家としては、既にお仕舞いなのです。なのに何故そこまで都知事の職にこだわるのでしょうか。引くに引けないしがらみでもあるのでしょうか。