山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

内閣不信任決議案提出で風雲急!?

2012-08-04 | 政治・経済・社会

 消費税関連法案の参議院での採決前に内閣不信任決議案を提出することを7野党が合意したとのことです。さて、一番困っているのが自民・公明党ではないでしょうか。3党合意がある以上、参議院での採決前に消費税反対を理由とする不信任決議案に賛成する訳にもいかず、反対すれば野田内閣を信任する恰好になります。

 自民党の中にも小泉氏のように3党合意を破棄しようといった声も上がっているようです。民主党内もごたごたです。そこに楔を打ち込んだ妙策であろうと思われます。このような筋書きを描けるのは、やはり政争で鍛え抜かれた政治家でなければならないでしょう。

 「政争より政策と言われておりますが・・・」でも言及しておりますように、細かい政策をああだこうだと議論ばかりして何にも決められない政治であるより、政争がいくらか益しのような気がします。政策通の小粒の政治家ばかりが大勢いるだけではしようがないものと思います。

 そもそも今回の消費税増税は、官僚の意を受けた首相個人の強い思いいれから始まっており、経緯からして筋が悪いのではないでしょうか。そして、途中から自民党と公明党が乗っかってきて、国民からみて大変な不透明な状況を作ってしまいました。

 このような国論を二分するような重要な政策は、その政策を掲げた政党・議員が総選挙を経た後に議論を行うのが筋でしょう。本当に国のために消費税増税が必要ならば、ここはひとまずリセットして、一から出直した方が良いのではないかと思っております。


佐賀弁・筑後弁お国言葉比較考(2)-「こうける」と「ひあがる」

2012-08-03 | うんちく・小ネタ

 百姓を始めて、気になるところが農業用語でしょうか。何のことか分からなかったのが「こうける」でした。「未だこうけとらんけん、トラクターが使えん。」とか言われても???でした。おそらく「雨が降った後、未だ十分に田んぼが乾いていないので、トラクターが使えない。」といった意味であろうと想像したものです。

 筑後弁では、乾いていることを「ひあがっとる」と言います。これは「干上がる」からきているものと思われます。佐賀弁の「こうける」は、どのような由来かと思い色々と調べてみましたが、未だに不明です。もしかしたら私の聞き違いかも知れません。

 ただ、天草方言で「こうける」とは、餓える、飢える、欲しがるといった意味があるようですので、もしかしたら土が水分を欲しがる状態⇒乾いているといったことから来ているのかなと想像している次第です。

 この他に分からないのが「じゃこ」という言葉です。畝と畝の間の溝を指すようですが、未だに何のことやらといったところです。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示願えませんでしょうか。


佐賀弁・筑後弁お国言葉比較考-「やーらしか」と「えーらしか」

2012-08-02 | うんちく・小ネタ

 筑後生まれの筑後育ち、高校を出てから佐賀で4年、東京へ出て7年、佐賀で定住かと思いきや、単身赴任等々で再び東京、神戸へと転々としたというのが我人生です。

 といいつつも筑後の18年間が色々な意味で一番影響が大きいのではないかと思います。特に最初に身に着けた筑後弁は、なかなか抜けきらぬものがあります。今でも基本は筑後弁です。そこで、私が受けた筑後弁と佐賀弁の違いによるカルチャーショック話題にしたら面白いのではないかと考えた次第です。それにどんな意味があるかというご批判があろうかと思います。ご指摘通り、そのことには何の意味もないことを最初にお断わりしておきます。

 言語学的(?)には、筑後弁と佐賀(肥前)弁は、同じカテゴリーに属しているようです。確かに筑後地方と肥前地方は、筑後川を挟んだ対岸に位置します。ですから同じ言葉が話されても当然といえば当然かもしれません。しかし、異なるところも多いでしょう。そういった事柄を学問的体系は抜きにして、私の興味本位で書いてみたいと思います。

 佐賀弁と筑後弁の違いは「筑後をばチクゴと言えぬ筑後人」でも少々書いておりますが、今でも違和感を感じてしまうのが佐賀弁の「やーらしか」です。「可愛い」という意味なのでしょうか、赤ちゃんを見たときなどに連発されます。私の長男坊が生まれた時にも連発され、少々「ムット」したことを思い出します。筑後弁では「えーらしか」といいます。たった一文字の違いですが、何とも言えぬ違いとして受け取ってしまいます。さすがに、若い人達は使わなくなってきましたが、年配の方々は普通に使ってらっしゃいます。もしどなたか「やーらしか」と言われても気分を害しないでくださいね。最高のほめ言葉ですから。

 ということで次回以降が続くかどうかは、風の吹くまま気の向くままということで・・・。