令和3年9月16日(木)のち台風14号北上中
毎日、コロナ感染症のニュースに 明けて、
総理総裁選の報道が、専らの話題ですが、
沖縄の南の海上で 不気味な動きをして、停滞している台風14号。
一旦は 勢力が弱まり 温帯低気圧になる との予報が出ていましたが、
一転して 現在は、暖かい海上で 逆に どんどん勢力を強めてきています。
その進行方向が変わり始め、どうやら急に進行方向を変えて、
過去初めてのケースですが 福岡県福津市あたりから
日本列島に初上陸し、四国へ向けて 東へ 横断するような
最新の 気象予報が 出ています。
まともに 直撃コースに入りそうです。
いち早く 北九州市教育委員会からは、市内の公立の小中学校、
高校、特別支援学校、幼稚園の 臨時休校・休園の通達が出ました。
それで、通達に従い、園児の安全第一ですから、
明日、9月17日(金)は臨時休園となります。
突然で、お困りのご家庭もあろうかと お察しいたしますが、
申し訳ありませんが、『預かり保育』も 実施が出来ません。
園児の皆さんは、それぞれの ご家庭で、ご家族の ご協力を得て、
家の中での 安全確保を お願いいたします。
福岡県は、明日の午後から 本格的な暴風雨圏に 入るとのことです。
今のうちに、吹き飛びそうな 危険が予想される物は、家の中に取り込み、
ハザードマップを見て、避難先など、確認しておきましょう。
浸水、洪水、土砂災害など 被害が 予想される場合には、
早めに避難を 開始しておきましょう。
避難指示が出てからでは、道路が冠水して 通行止めになっていたり、
アンダーパスの冠水など、危険個所があり、無理するとリスキーです。
命にかかわることは、避けましょう!!!
避難時には、石鹸や消毒薬、マスクなど コロナ感染症対応のグッズや
飲料水や、食料品、幼児用の着替えやおやつや玩具や絵本なども
子どもと一緒に 準備するのが とても良い 防災教育になります。
ハザードマップをまだ ご覧になっていないかた、
なるべく早く自宅付近を 確認しておきましょう。
ご近所に川や池 崖や 造成地など ありませんか?
蛇足ですが、、、
最近は、異常気象が続きます。
現在、地球の平均気温は、14℃前後ですが、もし、大気中に水蒸気、二酸化炭素、メタンガスなどの温室効果ガスが無ければ、マイナス19℃くらいになりますが、これは、太陽から地球に降り注ぐ光は、地球の大気を素通りして地面を暖め、その地表から放射される熱を温室効果ガスが吸収し大気を暖めているからです。
近年、産業活動が活発になり、二酸化炭素、メタン、さらにはフロン類などの温室効果ガスが大量に排出されて大気中の濃度が高まり熱の吸収が増えた結果、気温が上昇し始めています。これが地球温暖化です。人間の活動が活発になるにつれて『温室効果ガス』が、大気中に大量に放出されて、気温が上がっているのです。
地球温暖化の原因となっているガスには様々なものがあります。
なかでも二酸化炭素はもっとも温暖化への影響度が大きいガスです。
産業革命以降、化石燃料の使用が増え、その結果、大気中の二酸化炭素の濃度も増加しています。
IPCC第5次評価報告書(2014)では、このままでは 2100年の平均気温は、温室効果ガスの排出量が最も多い、最悪のシナリオの場合には最大4.8℃上昇すると発表しました。
我が国でも、工場や自動車からの 大量の排出ガスCO2
IPCC第4次評価報告書によれば、温室効果ガス別の地球温暖化への影響は、二酸化炭素76.7%、メタン14.3%、一酸化二窒素7.9%、オゾン層破壊物質でもあるフロン類(CFCs、HCFCs)1.1%、となっています。
つまり、石油や石炭など化石燃料の燃焼などによって排出される二酸化炭素が最大の温暖化の原因と言えます。
この二酸化炭素濃度は、産業革命前1750年の280ppmから2013年には400ppmを超え、40%以上も増加しており、IPCCでは、大気中の二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素は、過去80万年間で前例のない水準まで増加と報告しています。
20世紀(1901~2010年)の間、海面は19cm上昇しました。今後、地球温暖化に伴う海水温の上昇による熱膨張と氷河などの融解によって、2100年までに最大82cm上昇すると予測されています。
地球温暖化で北極海の海氷、海の酸性化も進む
IPCC第5次評価報告書では、ほかにも北極海の海氷について、海洋酸性化についてなど、観測された変化や将来予測などの科学的な根拠について、最新の発表をしています。詳細は以下をごらんください。
IPCC特設ページ(JCCCA)
https://www.jccca.org/ipcc/index.html
IPCC第5次評価報告書 WG1について主なポイントはこちら
https://www.jccca.org/ipcc/ar5/wg1.html
温暖化の原因が人間の温室効果ガス排出によるものかどうかについて、前回の報告書では、95%以上の確信度を表す「可能性が極めて高い」との表現。しかし今回は、「人間の影響が、大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」と断言している。
また、温暖化によって異常気象の発生頻度も高まり、暑さや降水量などその度合いも強まっている、台風など熱帯低気圧は過去40年でより大型の比率が高まっており、線状降水帯や台風などに伴う降水量も温暖化で増加している、と結論付けている。
地球温暖化がもたらす悪影響は、異常気象による洪水、熱波、山火事などの自然災害だけにとどまらない。永久凍土が溶けて地中のガスや細菌が放出されるリスクもある。温度上昇によって農業や建設業の活動には支障が生じ、作業効率が落ちることも考えられる。まさに、人類に対する大きな脅威です。
人間ばかりでなく、北極圏で生息しているシロクマやアザラシも、氷が溶ければ、住む場所がなくなります。
北極圏でのオゾン層の破壊問題。地球の大気の中には酸素原子3つからできているオゾンという分子があります。オゾンは空気の分子100万個に対して数個しかない微量成分ですが、太陽からの有害な波長の紫外線を吸収して地上の生き物を皮膚がんから守っています。
毎年9月16日に「オゾン層保護のための国際デー(International Day for the Preservation of the Ozone Layer)があります。オゾン層に穴をあけるオゾンホールといわれるものが大きくなる オゾン層破壊の現状を知り、オゾン層を保護することの重要さを考えなくてはならないと、警鐘を鳴らしています。
対策として行われたのが、モントリオール議定書です。 この議定書は1987年にオゾン層破壊物質の具体的な規制内容を定めたものとして採択され、 採択後も何度も見直され、オゾン層破壊対策の具体的な指標として遵守されてきました。 オゾン層が回復するには、オゾン層を破壊するフロンガスなどの物質を使用しない事が大切です。 実際、この議定書で規制がされて以降、フロンガスなどは使用規制され、環境に優しいガスの開発などが進んでいます。
地球温暖化で、線状降水帯や台風が発生しやすくなり、突然 激しく雨が降り始めたり、
突風や 雷や 竜巻やが 発生しやすく、霰(あられ)や 雹(ひょう)が 降り始めたり、
また、30℃以上の猛暑の日々の連続で、野菜などの生育にも悪影響が有り、
熱中症の心配される日々が続きました。さて、今、我々が日々取り組むべきは、
3Rの実践です!