平成21年4月14日(火)連日、晴天が続き
乾燥注意報発令中です。
手洗いうがい、そして、火の元には厳重に注意が必要です!
昨日からは、今年度も 子どもたちが楽しみにしていた、
給食が始まりました。
以前のブログでもお知らせしていますが、
のぼる給食の毎日の献立は
2人の管理栄養士さんたちが、工夫をして
知恵をひねって、栄養のある安心安全な
バランスの良い給食献立が提供されています。
(献立は毎日携帯電話でも見られます。)
こどもたちは、ランチタイムのこの時間を楽しみにしています。
給食の日は、月・火・水・金 週4日になりました。
木曜日だけは、おうちから お弁当を持たせてください。
※ 昨日は、お箸を忘れていた人がいます。
毎日、お箸を持たせてください。
満3歳組や3年保育年少組は、まだスプーンやフォークでもいいですが、
4歳になったら、スプーンやフォークを卒業して、お箸を持たせましょう。
お箸の持ち方は、お家でも指導していらっしゃることでしょうが
正しい持ち方が身に付くことは、とても大事なことです。
お箸の握り方と、鉛筆の握り方は共通しています。
お箸が正しく持てている子は、鉛筆も正しく持つことが出来ています。
そして、お箸の持ち方は、歯ブラシの持ち方にも共通しています。
お箸の握り方が正しい子は、歯ブラシの握り方も正しく出来ます。
根気強く励まして、ほめて、やる気を育てましょう。
通常、しつけは100回で定着と言われます。
名前をお弁当箱やお箸、スプーン・フォーク 全てにつけましょう。
家庭と園とで連携して『箸育』にも取り組みましょう。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20060818us41.htm
『箸育』とは、聞き慣れない言葉ですが、
食育の一環として考え出されたものです。
この言葉の生みの親とも言える人は、
NHK首都圏ネットワークニュース番組の担当者
大久保邦智氏と予想する意見もあります。
(以下は、五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦氏の文章から引用)
先週、私宛に番組の中、毎週金曜日の『文化流行最前線)』の中で
箸育を紹介する企画が有ったのですが、残念ながらこの企画は見送られました。
が、この番組の中で私は「箸と脳の関係」についてコメントを出すはずでした。
次回に五感の関わりで出演することに成りそうです。
私は以前から、箸の文化である「日本の食卓」の異変について
警鐘を鳴らしている一人です。
箸を上手く使えない、使い方が分からないなどの
子供達や若者達が増加しております。
箸を上手く使えない人は「味覚」にも影響を与えるのです。
つまり、幼い子どもの頃から箸を上手く使えれば、味覚も発達し、
同時に嗅覚も発達するのです。
同様に人の五感が敏感になり、脳も活性化するのです。
私共の研究では、同じ食材、同じ料理を箸を使って食べたときと
フォークとナイフを使って食べたときの人の脳の変化を調べた実験を行いました。
同じ料理(ハンバーグ)を
最初、フォークとナイフを使用したときの脳波、脳の血流変化を調べ、
脳のどの部分が影響を受けているかの測定を行いました。
フォークとナイフを使用したときには、側頭葉の一部、味覚野が刺激されているが、
脳の全体はあまり活動していなかった。
逆に箸を使用して食べたときには、特に頭頂葉の脳部の血流が変化しており、
前頭葉も刺激されているのです。
勿論、味覚野も刺激されているので、箸で食べた方が美味しいと感じるのです。
では、箸を使って食事をすると何故、脳が刺激され、活性化するのかというと、
それは、指先の動きと脳の関係なのです
フォークとナイフでは、ただ、握っているだけで、
細かな指先の動きはあまり関係なく、また、
ステンレス製で出来ているフォークは、冷たく、堅いですから、
握った人の「触覚」の刺激が少ないのです。
箸の場合は、3本の指を使用します。
また、指先の感覚、触覚も刺激され、
脳の頭頂葉「体性感覚野」という脳部が活発に働くので、
前頭葉なども刺激され、脳全体が刺激されるのです。
また、木で出来ている箸は握る感覚が、暖かく、
柔らかな感覚(感触)が心地よく感じ、料理も美味しく感じるのです。
ですから、私は子どもの頃から正しい箸の持ち方、使い方、選び方まで
親御さん達に指導しております。
日本の食文化は「箸と共にあるのです」。
また、箸は出来るだけ、子どもや大人の手の大きさに
合わせた物を選ぶようにしたいものです。
ここで、自分の手の大きさと箸の選び方は、
最初軽く両手で、親指と人差し指で軽く三角形を造り、
その三角形の中に選ぶ箸を入れ、
人差し指の先端から5cm程度の長さの箸を選ぶと手の大きさに合います。
また、箸の太さ、形、丸箸、四角箸というように握る感触も大事です。
大人の男性の方なら、しっかりとした四角箸が握りやすく、手に馴染むでしょう。
箸の重さも様々ですので、
専門店などで時間をかけて箸をじっくり観察しながら選びたいものです。
私の箸は、私のふるさとの津軽漆塗りの箸を愛用している。
また、魚料理や肉料理に合わせて、箸を変えるのも食事を美味しく頂くコツです。
現在の子供達の箸の握り方を見ていると
「丸握り」という、3本の指を使って握るのでなく、
フォークを握るように食べているので、
大人に成っても箸が正しく使えない人達も多いのです。
箸を使えることは、折り紙など細かな作業と同様に
「器用さ」に関わってきます。
指先の細かな動きや作業が出来ない「不器用な」子ども達が
急増しているのは由々しきことです。
触覚も鈍くなってきています。
人の手や指は「外に飛び出した脳、第二の脳などと言われる由縁なのです」。
私は、『箸育』こそ、指の器用さを養い、同様に脳の活性化、
味覚までも育つ、教育の一つだと自負しております。
ゲーム機になれた触覚を見直し、
親指でボタン押すだけの不器用さから脱却し、
箸や折り紙など細かな作業が出来る子ども達に育って欲しいと願っています。
私共は、今後ともNHKやマスコミ等の協力を得ながら、
箸育、味覚や触覚の重要性を今後とも提唱して参ります。
=五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦=
なお、月に一度,お誕生会の日(木曜日)には
お誕生会ランチが幼稚園から出ます。
お楽しみにしてください。
なお、卵や牛乳や小麦粉やそばなどアレルギーのある方は、
3月に個別に懇談して、カルテに従ってアレルギー対応食が
提供されています。
見た目では殆ど違わないのです。
例えば、卵焼きがダメな場合は、カボチャになっていたりします。
アレルギー対応食も同じ器ですから、上に大きく分かり易く
名前が明示してあります。決して間違えません。
どうぞ、ご安心ください。
たしかに最初は、食の細い子や食事に時間がかかる子、
食べ物の好き嫌いの激しい子どももいますが、
少しずつ無理せず食べ慣れていくように指導しています。
12月頃から、クラス毎に子育てサロンで、
ランチルーム給食を始めます。
年長組は、『食育』にも力を入れています。
来月は、なかよし農園で、野菜の苗を植え付けます。
毎年、立派なサツマイモも収穫して
みんなで蒸かし芋にして試食しました。
今年も、肌で感じる自然のパワーを
年長組の子どもたちを中心に
園児達の気づきを大事にし、考える力を育てる保育
そして、『生きる力』や
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku/korekara.htm
感性を高める『食育』にも
家庭としっかり連携しながら取り組みます。