緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

春分の日

2009年03月20日 21時55分39秒 | 教育

平成21年3月20日(金)今日は春分の日です。

日中は24℃、とにかく一日中ぽかぽかあたたかく

昨年の吹き荒れた、「春の嵐」とは打って変わって

あちらこちら桜も開花し、春爛漫でした。

姉妹園『緑ヶ丘第三幼稚園』は、本日卒園式でした。

思い起こせば、『福岡県西方沖地震』でマグニチュード7の

突然の地震で、グラグラッときた天災は、4年前の今日でした。

やっと被災地も復興してきた様子です。 

 

我が家では、兄弟姉妹や家族そろって、午前中は、お墓参りしました。

お寺の納骨堂の上の高台にある見晴らしのよいお墓に立つと、

すっかり春めいてきた遠賀川の川土手の先の山々が望め、

昔の風景とは少しずつ変わって来た田園の中の家々の様子に

感慨深い気分でした。

 

午後は、春の訪れを実感させるぽかぽか陽気を通り越して、

カークーラーが必要なほど汗ばむ暑さになってきました。

夕方もずいぶんと明るくなってきました。

  さくらの開花予想が発表され、お花見や行楽など楽しみにして

計画する方も多いのではないでしょうか。

 でも、気温の変化が激しく寒の戻りで急に冷え込むことがありますので、

ご用心を!

         もうすぐ春休み!

来週、23日(月)は、終業式です。

24日(火)は、進級組の皆さんの園用品購入日です。

なお、春休み中も、預かり保育はあります。

ただし、送迎バスや給食はありません。

預かり希望者は、各自で送迎し、お弁当・おやつ・水筒などを

持たせてください。

預かり保育中も、私服での登園は認めていません。

危機管理上、制服・制帽で登園してください。


 


県立高校入試の合格発表

2009年03月19日 13時55分21秒 | 教育

平成21年3月19日(木)

福岡県では、県立高校入試の合格発表が、昨日18日(水)9時にありました。

卒園生や知り合いの中学3年生からも「合格した!」との知らせが届き

両親も祖父母も担任の先生方も大喜びしています。

                 

念願の志望校に合格した人は、ホッと一息でしょう。

でも、高校入試に不合格だった人もいたのですから

その人たちの分も、入学したら 是非頑張って欲しいものです

       

 それから、念を押して言いたいのですが、

入試で不合格でも、人生がおしまいになるわけではありません。

受験に失敗したから…と言ってもう全てがダメだというわけでは無い。

悲観し 落ち込んで、早まった考えで、自暴自棄にはならないでください。

人生って自分の思い通りには、ならないことだらけですから。

   

失敗や挫折があったことは、あとから考えてみると、意外にも

かえって、自分にとってはよい薬、

より良いご縁との出会いに繋がることも多い。

結果的には、実に 有り難い、神仏のおはからいでしょうか… 

禍福は糾える縄の如し

(かふくはあざなえるなわのごとし)

合格した人も、たまたま得意な問題が多く出題されただけで、

本当は、自分より優れた有能な人が、偶然のなりゆきで

落ちてしまっているのかもしれません。

また、内申点でも結果が大きく左右されている場合もあります。

その時だけ、まあまあの出来でも、

日頃の内申点が低いと、ダメな場合もあります。

だから、日頃からコツコツ努力して、勉強だけでなく一芸に秀で

生徒会でも部活でも活躍していた人は、当然内申点が高くなります。

 

                  

だから合格した人は、有頂天になって、回りにいる落ちてしまった友人の事を

やさしく思いやる気持ちや、友情を大事にする心を無くさないでくださいネ。

                  

悲喜こもごもの季節ですが、立ち止まっている時間は有りません。

前進あるのみ…   

                    

 

                      

         坂村真民さんの 詩

  

           大事なこと

王家に

生まれようと

馬小屋に

生まれようと

それは

たいしたことではない

どう生き

どう死ぬかが

一番大切なことだ

 

 

念ずれば花ひらく

念ずれば

花ひらく

 

苦しいとき

母がいつも口にしていた

このことばを

わたしもいつのころからか

となえるようになった

そうして

そのたび

 

わたしの花が

ふしぎと

ひとつ

ひとつ

ひらいていった

 

 

三不忘

貧しかったときのことを

忘れるな

苦しかったときのことを

忘れるな

嬉しかったときのことを

忘れるな

 

 

 

歴史

光と

風のなかを

生まれたばかりの

蝶が

飛び立って

行った

新しい歴史を

作るかのように

 

 

光と風のなかを

光が愛だということを

教えてくれたのは木々だった

風が愛だということを

教えてくれたのは鳥たちだった

それ以後わたしは

光と風のなかを歩いてきた

生きてきたといってもよかろう

暗かった心が明るくなり

重かった体が軽くなり

狭かった世界が広くなり

人生が一変した

ああ

この永久なるものよ

われを導きたまえ




今日只今(こんにちただいま) 

今日只今

この四字八音の大切さを

自覚し実践し

少しでも世のため

人のためになる

自分自身を作りあげてゆこう

そしたら短い人生でも

意義のあるものとなろう

木木を見よ

花花を見よ

全ては今日只今に生きる

大宇宙の姿である





タンポポのように

わたしはタンポポの根のように

強くなりたいと思いました

タンポポは

踏みにじられても

食いちぎられても

泣きごとや弱音や

ぐちは言いません

却ってぐんぐん根を

大地におろしてゆくのです

わたしはタンポポのように

明るく生きたいと思いました

太陽の光をいっぱい吸い取って

道べに咲いている

この野草の花をじっと見ていると

どんな辛いことがあっても

どんな苦しいことがあっても

リンリンとした勇気が

体のなかに満ち溢れてくるのです

わたしはタンポポの種のように

どんな遠い処へも飛んでいって

その花言葉のように

幸せをまき散らしたいのです

この花の心をわたしの願いとして

一筋に生きてゆきたいのです




 ある人へ       

光が射しているのに

あなたはそれを浴びようとしない

呼んでおられるのに

あなたはそれを聞こうとしない

手をさしのべておられるのに

あなたはそれを握ろうとしない

お経にもそんな人のことを

書いてあります

どうか素直なこころになって

二度とない人生を

意義あるよう生きてください

 

合掌

 


第55回卒園式

2009年03月17日 18時05分48秒 | 教育

平成21年3月17日(火)ぽかぽかあたたかく

最高にいいお天気に恵まれ、おだやかな明るい朝を迎えました。

今年は、桜の開花宣言も福岡県が日本一早い のだそうです。

園庭のシンボルツリー3本の桜の木もつぼみがぐんぐん膨らみ

数輪早くも開花しかけております。

今日は、第55回卒園式でした。

ご卒園、おめでとうございます!

          

早い方々は、8時半過ぎ頃にはもう登園。

玄関や園庭や教室やホール…

思い出のシーンをしっかり脳裏に刻むように

あちらこちらで家族そろって記念撮影をしている姿がみられました。

いよいよ10時過ぎには全員が登園し、

10時15分には在園生も少し緊張した表情でホールに入場しました。

10時20分には卒園生の保護者の皆様も 殆ど着席し、

その直後に 園長先生と一緒に ご来賓も入場。

そして、今日の主役の127名の年長組さんが担任の先生と胸を張って整列。

10時25分、威風堂々』のメロディーにのって皆の拍手の中

                  

いよいよ卒園生が入場開始し、丁度10時半から 卒園式開式でした。

まず、卒園証書を一人ひとりに手渡しました。

         

127人の卒園生は、緊張した表情で、しっかり胸を張り

園長先生に視線を合わせて、お辞儀して、手渡しされた

証書を大事に持って、着席いたしました。

        

ご来賓の近隣小学校の校長先生方は、

「卒園生の態度が素晴らしい!」と お褒めの言葉をくださいました。

                         

それに、在園生(年中組)の姿勢が良くて、最後まで

よい態度で、心を込めてしっかり集中して 式に参加して

お見送りのPA鼓隊生演奏2曲も初披露し、

保護者の皆様も感激でした。21年度がたのしみです。

               

                      

落ち着いた雰囲気で、和やかに、卒園式が終わり、

園庭でもしばらくクラスごとに名残を惜しみつつ

それぞれ沢山の思い出を胸に刻んで、家路へ!

            

ご卒園、おめでとうございます!

6月の第1回同窓会まで、お元気で!

きょうの卒園式のシーンも入れた卒園アルバムは、

そのときにお渡しいたします。

どうぞ、お楽しみに!

                         

数々のご協力をいただきありがとうございました。

卒園後も 末永く 幼稚園を「心のふるさと」として

親子でより所にしてください。

折に触れ、子どもたちの成長ぶりを 園長・担任教諭に

ぜひ園へ訪れて お知らせください。

全員の健やかな成長とご活躍をお祈りしています。

              

 

 


新入園児身体検査と面接・用品購入日

2009年03月07日 21時11分06秒 | 教育

平成21年3月7日(土)素晴らしい晴天に恵まれました。

本日午後1時から午後2時は、

平成21年度新入園児の「身体検査・内科検診」と

「面接・色覚検査」・「園用品購入」・「制服・制帽お渡し」行事日でした。

 

まず、受付で番号札や身体検査票を受け取り、

2階の身体検査場の部屋で、身長や体重などをはかってもらい、

次に内科検診を受けました。

園医の浦部倫郎先生と浦部裕子先生が、

丁寧に診てくださいました。

そのあと、面接です。

色覚検査も兼ねています。

特別に相談やお話がしたいことがある場合は、

ご遠慮なく申し出ていただくと

園長が『子育てサロン』でご相談に応じていました。

その後、園で使用する園用品を

2階ホールで購入し、制服・制帽など

注文していた品を受け取り、

袋物の見本や、記名のしかたの見本を見て

帰宅しました。

いよいよ4月4日の入園の時期が迫ってまいりました。

朝は、機嫌よく目覚めて、よゆうで朝食を済ませ

排便も済ませてから、登園するように 生活リズムを整え、

夜は、8時までに床に就くように習慣づけましょう。

                                 

 


おひなまつりお茶会をしました

2009年03月03日 21時12分52秒 | 心を育てる・感性をゆたかに

平成21年3月3日(火)のちのち

昨日より少し肌寒い日でしたが、園の和室は、早朝からお茶席用の炭を

炉にくべて、香を燻らせて、馥郁とした雅な雰囲気に包まれていました。

 

例年のとおりに桃の花を花瓶に活けて飾り、和室のしつらえを整え、

毎年迎える健康と長寿を祈り雛祭りのお茶会を、今年も致しました。

 

和服に着替え いつもとは違ったおしとやかな先生方のお点前により、

日頃は活発な男の子も神妙な面持ちで、和の風情にひたり、

心ゆたかな時間が流れました。

                

船津清子理事長先生が、7席の茶席の席主を勤め、

年齢に応じて、心に響く色々なお話をしました。

          

琴の演奏は、主任仰木ミヤコ先生でした。

裏方の水屋の点てだしのお手伝いをくださった先生方、

お運び担当もご苦労様でした。

金子正一先生にも大変お世話になりました。

ありがとうございました。

様々な体験を通じて、こどもたちは

大きく飛躍するターニングポイントを迎えます。

感性を高めるためには、心にひびく環境に浸るのも

非常に大事なことです。

 

玄関ホールには、美しい『さげもん』や『てまり』がたくさん飾ってあります。

この『さげもん』は、いつも慰問や仲良し交流会に年長組がおじゃましている

倫尚会特別養護老人ホーム 『ウェル馬場山』のデイサービスの高齢者の

方々が、丁寧に型紙をあてて、ちり緬の布を切り取り、一針ひとはり

心を込めて縫い合わせて綿をきっちり詰めて、接ぎ合せて手作りして

プレゼントしていただいたものです。

また、柳川に先日お出かけした方からの寄贈の刺繍の鞠も

玄関の中央に飾ってあります。

手作りの素晴らしい作品の数々です。

日本の伝統の技の中に、多くの方々の子どもたちの成長や長命を

真心から祈るそのあたたかい気持ちが伝わってまいります。

どうぞ、園へお越しの節は、お雛様をご覧になり、

その周辺に飾ってある『さげもん』や『刺繍手まり』もゆっくりご覧ください。

一つひとつ色合いや柄が違い、味わいがあり、心ゆたかになります。

                   

最近は、洋風のモダンなつくりのお宅が増えてきて

全室フローリング、つまり、和室が無いお宅もあるようですが、

時々畳の上で、正座して心を落ち着ける体験も

日本人なら必要ではないでしょうか?

ちゃぶ台で食事するお宅も 殆どなくなり、

テーブルで椅子に座るという家庭ばかりになってきました。

畳の上で座ってかしこまって飲食をする経験も殆ど無くなったようです。

やはり、四季折々の季節感のある伝統行事を大事にして、

肌で感じる感性をゆたかに育てていきたいものです。

 

 


第81回米アカデミー賞外国語映画賞と「黒いオルフェ」

2009年03月01日 13時21分44秒 | 映画・演劇・DVD・ビデオ・TV類

 平成21年3月1日(日)

先日は、

米映画の最高峰「第81回米アカデミー賞」の発表・授賞式が

2月22日(日本時間23日)、米ロサンゼルスで始まり、

日本から候補作に選ばれていた「おくりびと」(滝田洋二監督)が、

外国語映画賞を受賞した。

 「おくりびと」はオーケストラをリストラされたチェロ奏者(本木)が、

妻とともに田舎に帰り、遺体を棺に納める「納棺師」を生業にするまでの

悲喜こもごもを通じ生と死の尊さを描いた作品です。

同作は、20日の「第32回日本アカデミー賞」で10冠、

カナダのモントリオール世界映画祭で最高賞を獲得するなど、

受賞に期待がかかっていた。

授賞式では出演者の本木雅弘(43)、広末涼子(28)、余貴美子(52)らが

喜びを分かち合った。

また短編アニメ賞候補作に選ばれていた「つみきのいえ」(加藤久仁生監督)が

受賞し、2003年に長編アニメ賞を受賞した「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督

以来、6年ぶり、短編アニメ賞としては初めての快挙を成し遂げた。

「つみきのいえ」は約12分間のアニメで、

1人暮らしの老人が家族との思い出に浸る。

地球温暖化への警鐘も盛り込んだ作品。

フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞を獲得した。

オスカー像を手にした加藤監督は「とても重いです」と英語でコメントした。

「おくりびと」の滝田洋二郎監督は

「この映画で助けてくれた皆さんに感謝します。本当にうれしいです。

私が来られたのも映画のおかげです。私にとってはまた新たなる旅立ちです。

私たちはまた再びここに戻ってきたいと思います。ありがとうございました。」

と英語でコメントした。

 

さて、

 本日のBS11『イレブン名画座』で『黒いオルフェ』1959年公開が放映されました。

同年の第12回カンヌ国際映画祭パルム・ドール

アカデミー賞では外国語映画賞を受賞しました。

フランス語版とポルトガル語版のがあります。ヴィニシウス・ヂ・モライスによる

1956年の戯曲「オルフェウ・ダ・コンセイサゥン」を映画化したもので、

ギリシア神話オルペウスエウリュディケの物語の舞台を、

カーニバルで盛り上がる当時のブラジル、リオデジャネイロに移しています。

アントニオ・カルロス・ジョビンの手がけたサウンドトラックには

ルイス・ボンファによる♪「カーニバルの朝」をはじめとした

ボサノヴァの古典的名曲が含まれている。

またサンバ歌手・作曲家として知られるカルトーラがワンシーンだけ出演、

また撮影時には妻のジカともども雑用として雇われたことで知られる。

1999年、ブラジルの映画監督であるカルロス・ヂエギスにより

オルフェ」として再び製作された。

なおヂエギス自身は、本作品のリメイクと言われることを強く否定し、

まったく新しい作品として仕上げたとコメントしている。

またヂエギス作品の音楽を担当したミュージシャンのカエターノ・ヴェローゾ

「黒いオルフェは、単純な悲恋物語に終始して、

ヴィニシウス原作にあったブラジルファヴェーラの本質を描いていない、

したがってブラジル人はまったく評価していない。」などと述べている。

 <キャスト>

ブレノ・メロ(オルフェ)

マルペッサ・ドーン(ユリディス)

マルセル・カミュ(エルネスト)

ファウスト・グエルゾーニ(ファウスト)

ルルデス・デ・オリベイラ(ミラ)

レア・ガルシア(セラフィナ)

アデマール・ダ・シルバ(死神)

 原題:ORFEU NEGRO(1959年 フランス・ブラジル 103分 カラー字幕)
★1959年カンヌ国際映画祭グランプリ
★1959年アカデミー賞外国語映画賞
★1960年ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞

~あらすじ~
 市電の運転手オルフェは、田舎から出てきた美少女ユリディスと出会う。

そして運命の糸にたぐり寄せられるように恋に落ちる。

リオのカーニバル当日、踊る人々の中にオルフェとユリディスもいた。

しかし嫉妬にもえるオルフェの婚約者ミラは、ユリディスと争い、

ユリディスはその場から逃げるように立ち去る。

そんな彼女に歩み寄る謎の“死の仮面”の男。

「死」につきまとわれたオルフェとユリディスに、

悲劇は両手を広げて待ち構えていた。

「何もかも失った。神に祈るしかない。」とオルフェは悟る。

そして、翌朝、ユリディスの遺体を引き取るオルフェ。 

「ありがとうユリディス!」と亡骸を抱き、朝の道を呆然と歩む。

それを観て、ジェラシーの権化と化したミラの投げた石が

愛する婚約者オルフェの頭部を直撃!

ところが…次の瞬間、

ユリディスの遺体を抱くオルフェは、断崖絶壁を転がり落ちてしまう!

そして、3人の子どもたちは、輪廻転生の未来を暗示する。

切なくて、悲劇的な呆気ない幕切れです。 

最近は、

日本の映画も注目の作品が多くなりました。

子供向けの心洗われるよい作品が望まれます。