緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

勤勉、実直な性格などがアルツハイマー病の発症を抑える可能性

2007年09月22日 00時09分47秒 | 健康な心身・安全対策・sports・医学

 

9月21日は「世界アルツハイマーデー」でした。

1994年のこの日、国際アルツハイマー病協会が、

世界保健機関(WHO)の後援を受けて宣言しました。

毎年この日、世界60以上の国と地域で、アルツハイマー病に関する理解を求め

患者さんや介護の方々を支援するための様々な活動が展開されています。

呆け老人をかかえる家族の会は、この日に使う今年の標語を

「『ぼけ』はみんなの問題、私の問題、あなたの問題」

としました。

この標語は、5候補作品の中から選ばれたものですが、ほかの作品は、

「呆けても安心-世界をつなぐ思いやりとやさしさの輪で」

「世界は一つ、ぼけに理解と愛情を」

「受け入れよう、痴呆の心と行動を」

「ぼけても安心して暮らせる地域を。世界を」

です。

21世紀は科学技術がますます発展していき、

いろいろなことが発見、発明されていくことでしょう。

そして、ヒトの全遺伝子も 解明されていくに違いありません。

しかし、現代では 社会の少子、高齢化はますます進み、

その対策にも直面しなければなりません。

中でもの老化に伴う「痴呆認知症)」についてはなお未解明な部分が多く、

その克服は21世紀の人類が当面するもっとも重要な課題になるといわれています。

AP通信が今日伝えたところによると、

「勤勉、実直な性格や生活様式がアルツハイマー病の発症を抑える可能性がある」

という研究結果を、米国 ラッシュ大学 医療センターの研究チームが、

米精神医学専門誌に発表したそうです。

性格と アルツハイマー発症との関係を分析した結果、

「目標達成に熱心に取り組む」

「やることすべてに優秀さを追求する」

「時間に間に合うよう、ペース配分をする」

といった

「勤勉、実直」 を示す項目で高得点を挙げたグループは、

得点が低いグループに比べ、89%も発症リスクが低く、

さらに

勤勉な人では、死後に脳を調べると

アルツハイマー病の特徴を示す病巣があったのに、

生前に認知症が現れなかったケースもあったそうです

チームは

「勤勉な生活様式によって脳神経が保護されるのかもしれない。

発症を遅らせる方法の開発につながる可能性がある」

としています。

もっと、こういうことが 科学的に証明されてくるといいですね~

幼児期からの生活習慣…大事です。

                

 

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「学びの論理と文化」研究委員会が、中間報告をまとめました。

2007年09月14日 00時56分41秒 | 教育

平成19年9月14日 

今年の6月30日、日教組のシンクタンク国民教育文化総合研究所の

「学びの論理と文化」研究委員会が、中間報告をまとめました。

そのなかで、

「教員が教えてやり、子どもが学ばされる縦の関係が、

学ぶ意欲の低下の背景にあり、今後は、

子どもの「主体性」を育てることが重要」

と強調しています。

教える、教えられるという近代学校教育システムが、

子どもたちの学びたい意欲に答えていないことに問題があるとしています。

子どもに、学ばせるのではなく、

教員も子どもと一緒に学ぶスタイルに転換していくことが必要などとして、

学びのコミュニティーの再生を求めています。

よく、外国語には「学ばせる」とか「育てる」という言葉はないと聞きます。

「学び」とか、「育ち」は周りから「させる」ものではなく、

自らの行動、発達なのです。

ですから、意欲が大切になるのです。

そして、意欲があると

何とかしようとするために「工夫」が生まれてきます。

昨年12月の四国新聞に

評論家の芹沢俊介氏がこんな記事を書いていました。

「教育は嫌いだ、というより怖い。

どこが怖いかというと、教育は(させる)を基本としており

その姿勢が「個」としての私の存在をおびえさせるのだ。

(させられる)のはごめんだ。」

本来のエディケーションとは引き出すという意味が語源と聞きます

教えるとか、させるという意味ではない。 

どう勘違いしてきたのでしょうか。

教育基本法が改正された条文を読んで、こんな感想も述べています。

「これまでに比べ、内容に(させる)の比率がぐんと高くなっている。」

「ますます子どもの「個」が圧迫されるであろうことが、いまから予測される。」

「すくなくとも「教育を受ける」と受身性を反転することができるだろう。」

「教育を受ける」という記述には、「教育を与える」という姿勢が対応している。

「与える・受ける」の関係は容易に「させる・させられる」の関係に移行する。

教育には自己教育しかないと考える私にとって、

教育は与えられるものではない。

必要に応じて与えられた学習の機会を利用して、自ら身につけるものだ。」

最後に

「自律の精神は、主体的な学習を通じた自立によってのみ得られるものだ。」

と結んでいます。

しかし、その主体的な学習は、

意欲がないと成り立たないですね。

 

基本的な好奇心や意欲を育てるために、平成19年度は、9月から、

各組で、『ありがとう』・『うれしかった』のチェックリストがあり、

毎日のように、帰りがけに友達や先生と「受容・共感」を確かめ

明日に意欲を高めて期待を持って帰宅しています。

ですが、この、『ありがとう』・『うれしかった』のチェックリストも、1ヶ月位で

「やらせ」になりかねないと内心 案じている。

単にシールが欲しいから、と『ありがとう』・『うれしかった』に着目するのではなく

人間関係をゆたかに切り結ぶための、『ありがとう』・『うれしかった』であるべき

と、本来の人間性の部分を問題視したい。

多分、来月からは、違った形でこの、『ありがとう』・『うれしかった』のチェックリストも

進化することでしょう。

 

 

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